芸能

ねづっちが語る2010年大ブレイク時「休みは1日だけ。あの忙しさは何だったんだろう」

2010年に「ととのいました!」でブレークしたねづっち(撮影/青木章 fort)

2010年に「ととのいました!」でブレークしたねづっち(撮影/青木章 fort)

 2022年度は「村神様」が大賞を受賞した「ユーキャン新語・流行語大賞」。今年はスポーツ選手の受賞だったが、過去には数多くの芸人が流行語大賞にノミネートされてきた。ただ、そういった芸人たちは、休むヒマもないほどブレイクする一方、その後、露出が減るパターンも少なくない。2010年に「ととのいました!」でノミネートされたねづっちもそのひとり。ねづっちが当時を振り返る。

 * * *
「ととのいました!」が新語・流行語大賞でトップ10入りした2010年は、とにかく目まぐるしい1年でしたね。最初に注目されたのが『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「町工場芸人」の回で、そこでなぞかけを披露したら、宮迫(博之)さんに「今年くるで!!」と言っていただき、売れるきっかけになりました。大みそかまでで、休みは結婚式の1日だけ。今振り返っても、あの忙しさは何だったんだろうという感じです。

 いろいろなお仕事でビッグな方にもお会いしましたが、やっぱり一番うれしかったのはビートたけしさん。浅草を舞台にしている僕からすれば神様のような存在で、そんな方から「なぞかけのあんちゃん」と声をかけられたのは一生の思い出です。

 行く先々で「なぞかけ」を披露しましたが、ネタがかぶることも多々あり、鳩山由紀夫さん(当時の首相)とか、何回目だよっていうくらい振られましたよ(笑)。あとは、滝行をしながらなぞかけをするという企画があって、水の勢いでお題が聞き取れなくて、結局風邪を引いて帰ってきたということもありました。

 そんな忙しいなかでも、足立区のケーブルテレビの情報番組には週4で出ていました。ブレイク前からお世話になっていたので、「降りる」とは言えなくて。でも、今も散歩番組を楽しくやらせてもらっているので、続けてよかったと思います。

 体力的にも精神的にもキツくて、昔バイト先が一緒だったダンディ坂野さんに相談したら、「年を越したらウソみたいに落ちつくから」と言われ、本当にそうなりました(笑)。でも、僕は元々寄席や営業でやってきたので、元に戻ったという感じです。「ととのいました!」が流行語になったおかげで、僕を覚えてくれた方も多いので、これからも言い続けます!

取材・文/常井宏平

※週刊ポスト2022年12月16日号

関連記事

トピックス

都内の人気カフェで目撃された田中将大&里田まい夫妻(時事通信フォト/HPより))
《ファーム暮らしの夫と妻・里田まい》巨人・田中将大が人気カフェデートで見せた束の間の微笑…日米通算200勝を目前に「1軍から声が掛からない事情」
NEWSポストセブン
浅草・浅草寺で撮影された台湾人観光客の写真が物議を醸している(Xより)
「私に群がる日本のファンたち…」浅草・台湾人観光客の“#羞恥任務”が物議、ITジャーナリスト解説「炎上も計算の内かもしれません」
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト)
《横綱昇進》祖父が語る“怪物”大の里の子ども時代「生まれたときから大きく、朝ご飯は2回」「負けず嫌いじゃなかった」
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問されている秋篠宮家の次女・佳子さま(時事通信フォト)
《スヤスヤ寝顔動画で話題の佳子さま》「メイクは引き算くらいがちょうどよいのでは…」ブラジル訪問の“まるでファッションショー”な日替わり衣装、専門家がワンポイントアドバイス【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
ヤクザが路上で客引きをしていた男性を脅すのにトクリュウを呼んで逮捕された(時事通信フォト)
《ヤクザとトクリュウの上下関係が不明に》大阪ミナミでトクリュウを集めて客引き男性を脅して暴力団幹部が逮捕 この事件で”用心棒”はどっちだったのか 
NEWSポストセブン
2013年大阪桐蔭の春夏甲子園出場に主力として貢献した福森大翔(本人提供)
【10万人に6例未満のがんと闘う甲子園のスター】絶望を支える妻の献身「私が治すから大丈夫」オリックス・森友哉、元阪神・西岡や岩田も応援
NEWSポストセブン
新横綱・大の里(時事通信フォト))
《地元秘話》横綱昇進の“怪物”大の里は唯一無二の愛されキャラ「トイレにひとりで行けないくらい怖がり」「友達も多くてニコニコしてかわいい子だったわ」
NEWSポストセブン
ミスタープロ野球として、日本中から愛された長嶋茂雄さんが6月3日、89才で亡くなった
長島三奈さん、自身の誕生日に父・長嶋茂雄さんが死去 どんな思いで偉大すぎる父を長年サポートし続けてきたのか
女性セブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
金髪美女インフルエンサー(26)が “性的暴力を助長する”と批判殺到の「ふれあい動物園」企画直前にアカウント停止《1000人以上の男性と関係を持つ企画で話題に》
NEWSポストセブン
逮捕された波多野佑哉容疑者(共同通信)。現場になったラブホテル
《名古屋・美人局殺人》「事件現場の“女子大エリア”は治安が悪い」金髪ロングヘアの容疑者女性(19)が被害男性(32)に密着し…事件30分前に見せていた“親密そうな様子”
NEWSポストセブン
東京・昭島市周辺地域の下水処理を行っている多摩川上流水再生センター
《ウンコは資源》排泄大国ニッポンが抱える“黄金の資源”を活用できてない問題「江戸時代の取引金額は10億円前後」「北朝鮮では売買・窃盗の対象にも」
NEWSポストセブン
ブラジル公式訪問中の佳子さま(時事通信フォト)
《佳子さまの寝顔がSNSで拡散》「本当に美しくて、まるで人形みたい」の声も 識者が解説する佳子さま“現地フィーバー”のワケ
NEWSポストセブン