2022年6月12日、浜名湖を望む静岡県湖西市の宿泊施設で130人規模の乱倫パーティを開催
──今後、スワッピングパーティの主催はしないのですか。
S男:仲間や家族はもちろん警察にも迷惑をかけた以上、今後は主催しません。ただ、スワッピングを愛していることは変わらない。だからこそ、この事件を機に司法にはガイドラインを作ってほしいのです。スワッピングが公然わいせつ罪に問われるなら、場所や人数、行為の内容など線引きをはっきりさせてほしい。
今回の浜名湖の一件で言えば、周囲の人からは誰も見えないし、参加者は自分の意思で来た人だけ。営利目的でもありません。反社会的人間は一人もいないし、違法薬物も一切ない。あまりにも曖昧な解釈で摘発が行なわれている。
R子:私も強く思います。ガイドラインさえ作ってもらえたら、法律を守りながら楽しめますから。
S男:スワッピング愛好家を始め、多くの変態は健全に生活して、ひっそりとその嗜好を楽しんでいるだけです。どうか、僕らの生きる場まで奪わないでください。
(了。前編から読む)
聞き手/河合桃子(ジャーナリスト)
※週刊ポスト2023年1月27日号