仕事を終え帰路につく宮崎あおい
前出の芸能関係者は「10代のころはアイドル視されることを避けるためにと、連続ドラマに頻繁に出演する道ではなく、銀幕だけにこだわって出演するなど、自己プロデュース力にも長けていました。バラエティー番組などにも極力出演せずに、奇抜な髪型や服装で悪目立ちしたり、ヤンチャすることもなく、とにかく正統派のイメージを貫き続けて、長くCM界でも引っ張りだこでした」と振り返る。2018年の特別ドラマ『あにいもうと』(TBS系)主演時には、トラック運転手の役柄のために大型自動車免許を取得。そして、プライベートもほとんど明かさないあたりも、全てプロとしての姿勢の賜物だという。
約10年前までは、数々の名作を演じて、各映画賞を総なめしていた。子供を授かってからは、1年に1作出演程度のペースで、テレビや映画で見かける回数は減っているが、その実力と存在感の高さは、誰もが知るところ。6月の『大名倒産』、そして次なる新作なども、楽しみは尽きない。