死亡事例からわかるのは、接種から短い間隔で突然命を落とす場合が多いことだ。

 群馬県在住のM子さん(47才)の夫は2022年12月3日の夕方に3回目のファイザー製ワクチンを打った。その夜は頭痛を訴えて就寝し、翌朝早くに仕事場に向かったが11時頃に頭痛と吐き気をもよおし、車に戻ろうと歩き始めたときに倒れた。すでに意識はなく、10分後に救急車が到着した際は心肺停止状態で、そのまま目覚めることはなかった。

「夫は血圧が140〜150ほどと高めでしたが薬はのんでおらず、持病はありませんでした。担当医は“死因は脳幹出血でワクチンとの関連は不明。納得いかなければ解剖という手段もある”と言いましたが、死因がわかっても本人が戻ってこないからと断りました」(M子さん・以下同)

 テレビでワクチン接種後に死亡した例があることは知っていたが、まさか夫の身に降りかかるとは思わなかった。

「ワクチンが原因なら本人も悔しいでしょうし、あまり気乗りがしない夫に接種をすすめた自分を責めています。いまはただ、突然夫を亡くしたことが悔しい」

 頭痛がひどく、動悸や吐き気をがまんする妻の顔は、結婚20年目にして初めて見るほど具合が悪そうだった。栃木県在住のT夫さん(55才)の妻は2021年6月に2度目の接種をした直後、体調不良を訴えた。

 具合が悪く、夕食の準備も途中でやめて布団に入った。会話もままならない状態で、釜本さんが夜10時頃に声をかけても、口も利けないくらいつらそうだったという。救急車を呼ぼうとしたが本人が拒否したので、そのまま寝かせておいた。翌朝、妻の様子をうかがおうと声をかけるも反応はなく、体に触れると冷たくなっていた。

「搬送先の病院でくも膜下出血と診断されました。妻は肥満気味でしたが定期的な血液検査の数値はずっと正常。ワクチンが原因ではと医師に尋ねると“何とも言えません”との返事でした。ワクチンと接種後の死の因果関係をほとんど認めない厚労省は信用できません」(T夫さん)

※女性セブン2023年2月9日号

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