「『お別れ会』が行えないままだったので、偲ぶ会として縁のあった方たちに集まっていただいて、マスクなしで楽しい思い出を語り合ってほしいと考えていました。しかし、節目となる三回忌の偲ぶ会もコロナの影響もあって行えませんでした。やはりコロナ禍のなかで亡くなった岡江ですから、集まっていただいた方たちをコロナに感染させるわけにはいきません。遺族の方々が行ったオンラインでの偲ぶ会が実質的な『お別れ会』とし、事務所主催のお別れ会は断念して行わないことになりました」(同前)
今月、岡江さんの遺作となった映画『車線変更』が埼玉県川口市内で上映された。主演の母役で出演していた岡江さんの代理として舞台挨拶には娘の美帆が参加した。その時の想いを2023年1月14日付のブログでこう綴っている。
コロナ禍のなか亡くなった岡江久美子さん(写真/共同通信社)
《コロナ禍で母のお仕事仲間の方々とはなかなか会えていなかったので、現場での母の話を聞くことができて本当に嬉しかったです》
《母が演じている姿を多くの方に見ていただけたら嬉しいです。この映画で母と関わってくださった全ての皆様 今も尚、想ってくださるファンの皆様 心より御礼申し上げます》
前出の事務所社長のもとにも皆から愛された岡江さんへの声が届いているという。
「事務所主催でのお別れ会は行えませんが、先日も『はなまるマーケット』の関係者の方から仲間うちで岡江を偲ぶ会を行いたいという連絡がありましたので、『是非、思い出してあげてください』とお伝えしました。そういう声がたくさんあります」(同前)
多くの人々の中で岡江さんは今も生きている。