中国戦で2点タイムリーを放った大谷翔平(時事通信フォト)
韓国戦のヒーローインタビューに登場したヌートバーは、お立ち台で「ニッポンだいすき!みんなありがとー」と絶叫。完全に野球ファンのハートを掴み、Twitterには、
「ヌートバー選手の全力プレー最高!!」
「ヌートバーめっちゃ好きだわ、本当大ファンになった」
「日本の球団、ヌートバー獲れよ!!」
といった声に交じって、
「ヌートバーに国民栄誉賞あげないか?」
「ヌートバーお前が一番の”侍”だ もう国民栄誉賞あげてくれ」
「ヌートバーに国民栄誉賞を検討しても良いと思う」
というコメントさえ寄せられている。これからは“負けたら終わり”のトーナメント戦だけに、いささか気が早い話だが、日本はアメリカと並ぶ優勝候補の筆頭。このまま活躍が続けば、“もしや”もありえる。
「国民栄誉賞は、『広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える』のが条件ですから、WBCがこれだけ盛り上がっている時点で、要件はすでに満たしている。過去の受賞者は、長年の功績が讃えられた人が多いですが、なでしこジャパンがW杯優勝で受賞した例もあり、侍ジャパンが優勝すれば十分に検討に値するでしょう。
大谷はすでに2021年にメジャーMVPを受賞した際に国民栄誉賞授与を打診されていますが、その際は『まだ早い』と辞退しました。しかしチームが授与されるなら大谷が断る理由はないですし、いささか興ざめな話ですが、支持率が低迷する岸田首相にとっては、支持率回復の起爆剤になり得る。表彰の対象の条件に日本国籍は含まれていないので、ヌートバーも当然、受賞者に含まれます。
彼のひたむきなプレーと明るいキャラクターは国民に広く支持されており、日本にとって久々の明るいニュースを届けた功績は大きい。優勝すれば議論は一気に盛り上がってくるでしょう」(同上)
決勝トーナメントでも、グリグリと手をひねるペッパーミルポーズが見られるか。
ラーズ・ヌートバー(写真=ニューズコム/共同)