スポーツ

大谷翔平、高3で『人生設計ノート』に書いた「27才でWBC MVP」「28才で長男誕生」の目標

あどけなさが残る高校時代(写真/共同通信社)

あどけなさが残る高校時代(写真/共同通信社)

 メジャーリーグMVPの実績を引っさげて凱旋し、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも期待通りの活躍を見せている大谷翔平(28才)。岩手県奥州市で育った大谷は、社会人野球の選手だった父、バドミントン選手として神奈川県代表に選ばれたことがある母、独立リーグや社会人野球でプレーした7才上の兄、中学高校とバレーボール部でエースアタッカーとしてならした2才上の姉と、絵に描いたようなスポーツ一家で育った。

 また、幼い大谷のキャッチボールの相手を務めていたのは、父方の祖父・正幸さんだ。高校時代には孫が出場する試合は欠かさず見に行き、プロ入り後、さらにはメジャー移籍後も出場試合は欠かさずテレビ観戦していたという。大谷が日本球界にいた頃、両親のために実家を建て替えようとした際には、正幸さんは“ちゃんと貯めておきなさい”と叱ったこともあった。

 大谷に「お金の考え方」を教えた祖父は2020年3月に急逝したが、直接お別れはできなかったという。

「翌年、おばあさんには会えたそうです。大谷選手のお姉さんの結婚式が東京であり、久しぶりに一緒に過ごせたとか。孫の顔が見られたと喜んでいました。おばあさんは保育園の園長を務めたかたで、優しい人柄。大谷選手の活躍はうれしい半面“ケガをしないかヒヤヒヤして見ていられない”と、心配が先に立ってしまうそうですよ」(近隣住民)

 家族思いの大谷だが、頭が上がらない存在が姉だという。

「とにかく服に無頓着で、プロ入り後も普段着はジャージー、高い買い物はスーツくらいだった大谷選手の“スタイリスト”役を担ったのはお姉さんでした。“せめて恥ずかしくない格好を”と、定期的に大谷選手の体のサイズを聞いては、TPOに合わせた私服を選んでくれていたといいます」(スポーツライター)

 その姉の結婚相手は、大谷の母校・花巻東高校の教師で野球部部長を務めている。大谷自身、高校時代に指導を受けていた。

「大谷選手が楽しみにしているのが、姉夫婦の姪っ子に会うこと。1~2才で目に入れても痛くないほどかわいがっているとか。昨年のシーズンオフにも両親や姉夫婦を交えて姪っ子に会ったそうですが、普段からもビデオ通話で様子を見ているみたいです」(前出・スポーツライター)

 いまもシーズンオフの帰国時には、身の回りの世話をしてくれるという加代子さん。都心にある大谷が所有するタワーマンションに足を運び、食事の準備などをすることもあるという。いつまで経っても、母親にとって息子は“手のかかる存在”なのかもしれない。

「大谷にとって、目標を明確に持つこと。それを文字にすること。そして実現するまで努力を続けることは何よりお母さんとの大事な約束事の1つのようです。そうやって彼はプロへと道を進めてきた。

 大谷が高校3年生のときに書いた今後の人生を描く『人生設計ノート』には、『22才でメジャー投手最高栄誉のサイヤング賞』『24才でノーヒットノーラン』『27才でWBC MVP』といった言葉が並んでいます。一つひとつその目標を達成していけるのもお母さんの存在が大きいのでしょう」(別のスポーツライター)

関連キーワード

関連記事

トピックス

まだ重要な問題が残されている(中居正広氏/時事通信フォト)
中居正広氏と被害女性Aさんの“事案後のメール”に「フジ幹部B氏」が繰り返し登場する動かぬ証拠 「業務の延長線上」だったのか、残された最後の問題
週刊ポスト
生徒のスマホ使用を注意しても……(写真提供/イメージマート)
《教員の性犯罪事件続発》過去に教員による盗撮事件あった高校で「教員への態度が明らかに変わった」 スマホ使用の注意に生徒から「先生、盗撮しないで」
NEWSポストセブン
(写真/イメージマート)
《ロマンス詐欺だけじゃない》減らない“セレブ詐欺”、ターゲットは独り身の年配男性 セレブ女性と会って“いい思い”をして5万円もらえるが…性的欲求を利用した驚くべき手口 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”とは(左/YouTubeより、右/時事通信フォト)
《芸舞妓を自宅前までつきまとって動画を回して…》京都祇園で横行するYouTuberによる“ビジネス”「防犯ブザーを携帯する人も」複数の被害報告
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
『帰れマンデー presents 全国大衆食堂グランプリ 豪華2時間SP』が月曜ではなく日曜に放送される(番組公式HPより)
番組表に異変?『帰れマンデー』『どうなの会』『バス旅』…曜日をまたいで“越境放送”が相次ぐ背景 
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン