海外メディアでも、パフォーマンスを許さなかった高野連の判断に「時代遅れ」と断じる論調が多いが、日本国内では東北高校の今回のパフォーマンスに批判的な意見もある。ネット上では、「自由をはき違えている」、「相手に対する挑発行為」などのコメントが見受けられる。
関東の高校で指導する50代の男性教諭はこう指摘する。
「残念だったのは相手の失策で東北高校がパフォーマンスをやったことです。ヒットや適時打を打った時にやったのなら、高校野球ファンの理解をもう少し理解を得られたのでは。高校野球で『パフォーマンス禁止』は時代にそぐわないと私も思いますが、東北高校の行動は相手への敬意にかけていると受け取られても仕方ない」
佐藤監督は、高校野球を変えたいという思いが強いのだろう。今回の経験を踏まえて、東北高校でチーム作りにどのように反映させるか。パフォーマンスとの向き合い方も含めて注目される。
WBCチェコ戦でのヌートバー。ペッパーミルパフォーマンスもすっかりお馴染みに(AFP=時事)
ラーズ・ヌートバー(時事通信フォト)
ヌートバー(写真/アフロ)