身長164センチ。スレンダー体型の金子のあ
──「きれいな言葉遣い」や「正しい金銭感覚」はお父さんの教育方針だったんですね。役者という特殊な仕事だったお父さんとはどんな思い出がありますか?
「忙しい仕事の合間に公園のアスレチックや海、ディズニーランドなど時間を作ってあちこち連れて行ってくれました。お正月には長崎の父の実家にもよく行きましたし、身体を動かすような今しかできない遊びを、めいっぱいやってほしい、と考えてくれていたそうです。でも、父は撮影や舞台など忙しかったので『もっとたくさん一緒に遊びたいなあ』と思ったことはよくありました」
──運動神経抜群なお父さんだけに、幼少期からかなりアクティブだったんですね。
「それが当たり前だと思っていました。習い事は習字を小中学校の9年間、あとはテニス、水泳などをやらせてくれました。高校生のときは毎朝4時に起きていました。たまたまその時間に起きたら、その生活リズムが自分にピッタリきたので続けています。
好きな数学の勉強をしたり、本を読んだりして、最近だと汐見夏衛さんの小説『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』や青山美智子さんの連作短編『木曜日にはココアを』が良かったです。ちょっと悲しい話に惹かれるのですが、表紙を見て『これ、何だろう?』と思った本を選んでしまいます。父はテニスが得意(高校時代、硬式テニス部で長崎県大会ベスト4)なので、最近はたまに一緒に打ち合ったりします」
──金子家の“ルール”はあったりするんですか?
「父は仕事で食事時にいないことが多いので、家族が揃う朝食の時間を母は大切にしていて、みんなでゆっくり時間をとって食べます。ルールというわけではないのですが、食後の洗いものはじゃんけんで負けた人がすることになっていて、じゃんけんの弱い父が一番よく洗っています(笑)」