入所から6年の時を経て、2016年に『宇宙Six』が結成され、2人はメンバーとなった。当初は、江田剛(35才)、松本幸大(34才)、山本亮太(33才)、林翔太(33才)、原と目黒の6人で、目黒は最年少だった。
「2人の濃い関係性は徐々に認知され“はらめぐ”コンビを推すファンも増えてきました。2人は“『宇宙Six』としてデビューしたい”と闘志を燃やしていたそうです」(前出・芸能関係者)
ところが、すぐに結果を出せたわけではなかったようだ。目黒はインタビューで当時をこう振り返っている。
《自信がないし、どう頑張っていいかもわからなかった。自分たちのライブを見に来てくれた先輩に「目黒だけバック(ダンサー)に見えた」と言われたこともありました》(『AERA』2023年3月20日号)
その頃の目黒は“迷走”していたという。
「自信のなさから前髪を厚めにおろしたり、ワックスで上げてみたりと試行錯誤していました。最終的に、先輩の三宅健さん(43才)を参考に、現在のトレードマークとなったテクノカットに落ち着いたそうです」(別の芸能関係者)
もがきながらも、目の前の仕事に対しては誠実に取り組んでいたという目黒。彼の生真面目さを表すこんなエピソードがある。
「滝沢歌舞伎への思い入れが強い目黒さんは、いつ出番がきてもいいようにと、宇宙Sixの結成後に会場の新橋演舞場の近くに引っ越したんです。これには多くの人が驚かされました。
その思いが通じたのか2017年には、けがをしたメンバーの代役として滝沢さんから“明日の本番までにせりふと振り付けを全部覚えて出てほしいんだけど、できる?”と打診されたのです。連絡があったのはすでに夜の11時だったそうですが、目黒さんは“やります”と即答。徹夜で頭に叩き込み、見事に演じきった」(前出・別の芸能関係者)
「3日間実家から出られなくて」
2019年1月、転機が訪れる。Snow Manへの電撃加入が発表されたのだ。
「Snow Manと宇宙Sixを掛け持ちする形での活動ということでした。目黒さんは、2つのグループのどちらでもデビューする気でいたようですが……」(前出・芸能関係者)
しかし、2020年1月にSnow Manがデビューすることになり、2019年8月、目黒の宇宙Six脱退が決まった。
「目黒さんは当時を“自分の一生に一回の人生を考えなくてはいけなかった”と振り返っていました。彼にとって、宇宙Sixの脱退は悩み抜いた挙げ句の苦渋の決断でした」(テレビ局関係者)