国内

《岸田首相襲撃》木村容疑者(24)の近隣住民が証言「深夜23時の緊迫避難」「散歩させていた犬の死」「静かな挨拶」

逮捕された木村隆二容疑者(時事通信フォト)

逮捕された木村隆二容疑者(時事通信フォト)

 4月15日、和歌山市の雑賀崎漁港で岸田文雄・首相が街頭演説する直前に爆発が起きた事件。演説会場にいた木村隆二容疑者(24)が現行犯逮捕された。大手紙社会部記者はこう言う。

「岸田総理は衆議院和歌山1区の補欠選挙の応援のため、和歌山入りしていました。総理が支援者らの声援に応えていた時、突然銀色の筒状のようなものが投げ込まれて、しばらくして爆発が起きた。総理はSPに警護され、すぐにその場を離れたので無事でしたが、現場では大きな悲鳴が上がり、人々が逃げまどっていました。木村容疑者はその場にいた漁師たちによってすぐに取り押さえられ、警察に連行されていきました」

 現在、動機などについては黙秘を続けているという木村容疑者。一体どんな人物なのか。近隣住民はこう話す。

「私は(容疑者のことを)おかしい感じがしたとか、変わったところがあったという風には思いませんでした。向こうから積極的にというわけではないですけど、外ですれ違ったり目が合えば、静かに挨拶はしてくれていました。悪い印象はありませんね。木村さん宅は犬を飼っていたんですけど、隆二君がよく散歩している姿を見かけていました。その犬は数年前に亡くなってしまったようなのですが……。

 隆二君とは普段ばったり会ったら天気の話をするくらいの関係性だったので、普段何の仕事をしていたかなどはわかりません。コロナが始まってからお互いそんなに出歩いていないですし。

 隆二君はこの辺りの学校にずっと通っていたと思います。お兄さんもいらっしゃいましたけど、兄弟とも優しい印象しかありませんでした。ただ、しばらく(木村容疑者の姿を)見ていなかったので、マスコミの方からさっき写真を見せられたんですけど、本人だって言われないとわからないくらいでした。

 昨晩は警察の方が来て、『爆発物があって危ないかもしれないから、準備ができたら避難してください』と突然言われて。23時過ぎから翌330分過ぎくらいまで、1015人くらいで近くの公民館に避難していました」

 動機などについては明らかになっておらず、警察は慎重に捜査を進めている。

情報提供募集

「NEWSポストセブン」では、情報・タレコミを募集しています。情報提供フォームまたは、下記の「公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せください。

・情報提供フォーム:https://www.news-postseven.com/information

ツイッターDMはこちらからお送りください!

関連記事

トピックス

吉村洋文・大阪府知事の政策の本質とは(時事通信フォト)
吉村洋文・大阪府知事が「ライドシェア大幅緩和」を主張で「かえって渋滞を深刻化させる」リスク 派手な改革を求めるほどに際立つ「空疎さ」
週刊ポスト
高級寿司店でトラブルが拡散されたA子さん(寿司の写真は本人SNSより)
《高級寿司店と炎上の港区女子に騒動後を直撃》「Xの通知が一生鳴り止まないんじゃないか」大将と和解後の意外な関係
NEWSポストセブン
小倉優子
小倉優子、早々の「大学留年宣言」がおいしすぎる理由 「女子大生+ママ」の二刀流は唯一無二、ゆくゆくは企業の役員の道も?
NEWSポストセブン
一時は食欲不振で食事もままならなかったという(4月、東京・清瀬市。時事通信フォト)
紀子さま“体調不良報道”でも気丈な姿、単独公務先で「こちらにどうぞ」と気さくに声かける お元気そうな様子に同行していた記者たちは驚き
週刊ポスト
現地でくばられたノアさん関連のビラ(時事通信フォト)
《人質らが証言する劣悪環境》ボーイフレンドの目の前でハマスに拐われた26歳女性の救出に成功も「体重激減」「ゴミ箱で排泄」の惨状
NEWSポストセブン
6月9日、鹿児島市内の認定こども園で、刃物のようなもので男児の首を切りつけて出血させたとして、殺人未遂容疑で逮捕された笹山なつき容疑者(21)
《鹿児島2歳児切りつけ》「見えたらいけないものが…」21歳の女性保育士が犯行前にSNSで意味深投稿 母校の高校関係者は「夢の実現目指して熱心に勉強を」
NEWSポストセブン
大学受験に向けて動き出されている悠仁さま(写真/JMPA)
悠仁さまの東大受験に暗雲、推薦枠での入学には極めて高いハードル 進学先候補に東京農業大学、玉川大学、筑波大学
週刊ポスト
中村芝翫と三田寛子
三田寛子、夫・中村芝翫と愛人の“半同棲先”に怒鳴り込んだ「絶妙タイミング」 子供たちも大事な時期だった
週刊ポスト
【全文公開】中村七之助、梨園きってのモテ男が“実家お泊り愛”の真剣交際 お相手は京都の芸妓、直撃に「ありがとうございます」
【全文公開】中村七之助、梨園きってのモテ男が“実家お泊り愛”の真剣交際 お相手は京都の芸妓、直撃に「ありがとうございます」
女性セブン
全国ライブ中の沢田研二
《ファンの声援にブチ切れ》沢田研二が「見てわからんか!」とステージ上で激怒し突っ込んだ「NGワード」
NEWSポストセブン
長所は「どこでも寝られるところ」だと分析された(4月、東京・八王子市。時事通信フォト)
愛子さま、歓迎会の翌日の朝に遅刻し「起きられませんでした」と謝罪 “時間管理”は雅子さまと共通の課題
NEWSポストセブン
日本中を震撼させた事件の初公判が行われた
【悲劇の発端】瑠奈被告(30)は「女だと思ってたらおじさんだった」と怒り…母は被害者と会わないよう「組長の娘」という架空シナリオ作成 ススキノ事件初公判
NEWSポストセブン