知っておくべき自転車ルール&交通標識

●《止まれ》の標識は自転車も守るべき?

《止まれ》の標識

《止まれ》の標識

《止まれ》の標識

《止まれ》の標識

 一方通行や車両進入禁止の標識は、下部に〈自転車を除く〉とあるケースが多いが、そんな例外がないのが《一時停止》の標識だ。「一時停止の標識は自転車にも遵守義務があり、止まるだけでなく、左右確認するのが重要」と小林さん(「」内以下同)。一方通行の入り口側の路地交差点に出る際、止まれ標識がなくても、路上に止まれ表示があるので、注意しよう。

●アーケード商店街を自転車で走ってもいい?

自転車通行可

自転車通行可

 入り口に歩行者専用の標識があると入れないが、《自転車を除く》とあれば自転車通行可。ただし混雑時は降りて押すべき。「全国には人出の多いアーケード商店街で自転車が入れない場所が結構あります」。

●路側帯の中を自転車で走るのはNG?

路側帯は自転車通行可

路側帯は自転車通行可

 道路端を白線で仕切った路側帯は自転車通行可。ただし、「歩行者優先なので歩行者にベルを鳴らすのはNG。法律が変わり、双方向通れる歩道と違い、右側通行できなくなりました」。また、白線が2本ある路側帯に自転車は入れない。

●車用と歩行者用の信号、どちらを見ればいい?

「信号機には車両用と人型の歩行者用があり、道路交通法では対面する信号に従うのが原則です」。車道を進行してきたのなら車両用を、歩道を通行できる条件の自転車(運転者が13才未満または70才以上、または身体の障害を有する者など)で歩道を進行してきたのなら、歩行者用に従って渡ろう。

●横断歩道を自転車に乗ったまま渡っていい?

 横断歩道は歩行者第一優先なので、自転車は降りて押して渡るのが基本。「ただし歩行者自転車信号機があるところや、歩行者がいない場合、歩行者と安全な距離が保てる場合は、自転車に乗ったまま渡ることができます」。

●自転車は車道の左端を走らないといけない?

自転車は車道の左端

逆走は禁止

 自転車は車道を走るのが原則であり、最近は車道左端に自転車マークと白い矢印の「自転車ナビマーク」、交差点付近で青色の矢印の「自転車ナビライン」が増えた。これらは自転車の通行部分や方向を示すガイドで、逆走は禁止だ。

●歩道を自転車で走る場合、どうすべき?

 自転車は車道通行が基本だが、例外として〈普通自転車歩道通行可〉の標識がある歩道では“徐行する”“車道寄りを通る”などの制限付きで通行可。歩道内で対向自転車が来た場合には、相手を右側に見てすれ違うのがルールだ。

取材・文/北武司

※女性セブン2023年5月11・18日号

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