「ピアノ」や「書道」など、山川穂高選手のさまざまな一面が垣間見えてきた
「見た目の豪快さとは違う特技の持ち主で、繊細さもあるヤツなんです。今回の件は心の底から残念です」
この春にWBCの侍ジャパン世界一奪還のヒーローの1人として称賛された男が、一転して野球ができないほどの状況に陥っている。
西武の四番打者・山川穂高内野手（31才）の強制わいせつ致傷疑惑が明るみに出たのは、5月11日配信の文春オンラインの記事だった。同サイトによれば、山川は昨年11月に都内ホテルで20代知人女性を無理やり押し倒して、下半身から出血するケガを負わせた。女性からの被害届を受理した警察からは事情聴取もされて、現在は両者の弁護士同士の話し合いも行われているという。
翌12日には、報道の反響を受けた所属球団の西武が「総合的に判断して、コンディション的に」との理由で、山川の出場選手登録を抹消。事実上の無期限謹慎となった。
「もしも、起訴されたら、退団や解雇。最悪は現役の道を断たれる可能性もあります。そもそも妻子持ちでいながらの不倫行為。いまのご時世では、もうこれまでのようにファンに尊敬され続けるのは難しいでしょう」と、某球団関係者はため息をついた。
そして、山川の知人が漏らしたのが冒頭の発言だ。
山川といえば、野球漫画『ドカベン』の主人公山田太郎のようなぽっちゃり体型の日本屈指の長距離打者。沖縄出身で、高校・大学ともに野球の無名校出身という“雑草タイプ”ながら、既に本塁打王を3回も獲得している。本塁打を放った後の「どすこーい」ポーズと、沖縄のアグー豚から取った「アグー」のあだ名がぴったりの明るい三枚目キャラで、野球ファンの間でも、ひと際好感度の高い選手だった。
「ヤンチャそうな見た目ですが、実は書道八段の達筆家で、ピアノも将棋も特技にするほどの多趣味、多才なんです。2017年の自分の結婚式でも、白のタキシード姿で白いピアノで演奏を披露していました。一言でいうと天才肌。スランプに陥るとすぐに弱気になるし、実際は豪快さとは真逆の部分も多い」（前出・山川の知人）
