出産は帝王切開で7週目に大出血をするも染色体検査で異常がないので大丈夫だと思ったという

出産は帝王切開で。7週目に大出血をするも染色体検査で異常がないので大丈夫だと思ったという

「最後のチャンスだという覚悟で臨みました。万全の体制で挑むために、体を検査したところ、なんと、子宮内膜ポリープと慢性子宮内膜炎【※】が見つかったのです。でも、体に何かしらの問題はあるだろうと覚悟してはいました」

【※子宮内膜ポリープとは、月経時の粘膜が子宮内に残存するなどして突出した状態になること。不妊症の一因と考えられている。慢性子宮内膜炎とは、子宮内膜に慢性的に炎症がある状態】

 この治療に2年を費やし、そして完治したところで、再度受精卵を子宮内に移植した。

「このときの受精卵は、凍結前に着床前診断をして染色体に異常がないことは確認済みでした。染色体異常が流産の原因であることから調べてもらったんです」

 それが功を奏したのか、妊娠した。

「妊娠しても、これまでの流産の経験から、浮かれないようにしていました。定期健診のたびに不安でしたから、無事に出産したときは喜びとともにホッとしました」

 高齢出産を望むなら、遠回りしないで済むよう、できる限りの検査を受けるべきだと、小松は念を押してくれた。

小松さんの妊活ヒストリー

小松さんの妊活ヒストリー

【プロフィール】
小松みゆき/1971年生まれ。1990年、大学在学中にデビューし、女優として映画、舞台などで活躍。SNSで不妊治療情報を発信している(Instagram:@miyuki.komatsu.no.5)。

取材・文/前川亜紀

※女性セブン2023年6月1日号

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