年内復帰は叶わずとも、1シーズンの謹慎をもって許されるムードになれば、今季終了後にFA(フリーエージェント)もせずに、契約更改での西武残留もあり得るという。大幅減俸は必至だが、来季での復帰が現実的となる支配下選手契約。または、より長い謹慎処分とする育成選手契約となりそう、とのこと。
「もう1つは、西武を解雇された上で、他球団に拾われるパターンです。ただ、ここまで逆風の中で契約できるとしたら、巨人ぐらいじゃないでしょうか」
確かに巨人は、2021年シーズン中に、チームメイトへの暴力行為で当時在籍していた日本ハムから無期限謹慎処分を受けていた中田翔(34)を、その約2週間後に無償トレードで獲得した前例を持つ。
「世間が批判する中でも、狭い東京ドームでの活躍が見込めるホームランバッターとの契約はメリットがある。状況が整えば、同じ長距離砲の山川の獲得も可能性がゼロじゃない。しかし、今回は中田選手のときとは状況が違いすぎるので、巨人を含め他の球団も獲得の決断は容易じゃないでしょう」
いずれにしても、それらは不起訴処分が大前提。WBCで侍ジャパンの一員だったこともあり、その裏にあった愚行への失望と裏切られた感は、大衆感情の中に大きい。