球界OB20人が選んだ「WBC次期監督」に相応しい人物
達川氏が同じ捕手出身の古田氏を強く推すのは、その「野球観」を評価する部分も大きいからだという。
「“野村野球+古田野球”をミックスした考えを持っているというか、野球に関して柔軟な発想を持っているから面白いと思うよ。それに、今年2月にはダイヤモンドバックスの臨時コーチを務めているのもプラスに評価できるんじゃないか。ヤクルト時代(2000年)の元同僚で、今はダイヤモンドバックスを率いるロブロ監督から依頼されたものだが、23年前にヤクルトでチームの要として活躍していた同い年の古田に、“将来、自分がメジャーで監督をやる時はコーチとして来てほしい”と話していたらしいよ。現役時代の古田があらゆる情報をノートに書き込んでいたことに感銘を受けたのだというが、メジャーの監督が認めた男だよ。古田しかおらんだろう。そう思うよ」
元投手の工藤公康氏や元外野手のイチロー氏などの名前が挙がる侍ジャパンの次期監督だが、初の捕手出身代表監督が誕生するシナリオもあるのだろうか。