22年オフにメキシコリーグへの参戦表明をした際の関根(時事通信フォト)
他球団の編成担当は「関根が一軍でなかなか出場機会がなかった時期に、トレードでリストアップしていたんです。能力の高さはファームの試合を見ていても分かっていましたから。今でいえば、根尾昂(中日)みたいな感じですね。少しのきっかけをつかめば、覚醒する雰囲気はあった。タラレバになるけど獲得できるタイミングはあったので、もったいなかったですね」と嘆く。
関根と同学年の「1995年世代」は森友哉(オリックス)、松井裕樹(楽天)、周東佑京(ソフトバンク)、田口麗斗(ヤクルト)がいる。同世代の彼らは若手の時からチームの主力選手として活躍してきた。関根はブレークまで少し時間がかかったが、まだ28歳でこれから脂がのり切る時期を迎える。
DeNAは今季「横浜頂戦」をスローガンに掲げ、日本一に輝いた1998年以来25年ぶりの覇権奪回を目指す。三浦監督の秘蔵っ子の関根がキーマンになることは間違いない。
DeNA時代の筒香(時事通信フォト)
DeNAの主軸・宮崎敏郎