「体質改善に必要なものを食べて、不要なものを断つ。その意味で『食べる断食』と表現しています。腸内細菌を10日かけて整えることで、『食べても太らない体』に変えることができます。
若玄米と具だくさんのみそ汁に少量の昆布や漬けものなどご飯のお供だけで、おかずをほとんど食べないのがこのプログラムの基本です。女性は1日約2合、男性はもう少し多く、しっかりと若玄米を中心に食べてもらいます。
飲み物や嗜好品も調整します。もしお腹の調子が悪くなったりしたら、咀嚼回数を増やす、食べる量を調整するなどで対応して、その人に合った形にしていきます」
このプログラムは10日間という短期間だからこそ意味があるという。
「一気に体は変わりませんので、まずは10日でいったん終了。そのまま連続で行っても美容効果はそこまでありません。3か月くらいの間を空け、定期的に行う方がいいと考えています」
とはいえ、いきなりプログラムに挑戦するのはハードルが高いという人も多いだろう。
「もちろん1日のうちの1食取り入れるだけでも効果があります。たとえば夜だけ置き換えれば睡眠時も代謝が上がり、ダイエット効果があります。その際気をつけたいのはしっかり噛むためにご飯には味つけをせず、お供と合わせて食べること。チャーハンのような味がついたご飯は咀嚼回数が減ることが明らかになっています」
この夏はひもじくつらいダイエットではなく、しっかり噛んで食べて健康的な「若玄米デトックス」で美ボディーづくりに挑戦しよう。
※女性セブン2023年7月27日号