芸能

【THE SECOND】マシンガンズが“アドリブ漫才”に懸けた理由 「僕らの漫才は西堀次第」「出たとこ勝負で」

マシンガンズの滝沢秀一(たきざわしゅういち=左)と西堀亮(にしほりりょう=右)

結成16年以上の漫才師による漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」で準優勝したマシンガンズ(撮影/石井勇気)

 結成16年以上の漫才師による漫才賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」で準優勝したマシンガンズ。ベスト4の漫才師たちへの連続インタビューで「内心では焦っていた」という決勝の舞台について振り返った。彼らが大舞台に“アドリブ漫才”で挑もうとした思いとは──。【前後編の後編。前編から読む】(聞き手/中村計=ノンフィクションライター、『笑い神 M-1、その純情と狂気』著者)

 * * *

──準決勝の三四郎戦は1回戦とは打って変わって、らしさ全開でしたね。284対256の圧勝でした。三四郎は1回戦で278点の最高得点をマークしていたのですが、マシンガンズはそれを上回る284点を叩き出しました。

滝沢秀一:あの対戦は、楽しめましたね。僕らの漫才はいつでも終われるので、会場のストップウォッチを見ながら、いつもだったら(制限時間の)6分ぴったりで「よし!」って切り上げていたんです。でも、あのときは6分25秒くらいまでやりましたからね。

西堀亮:6分半を超えると違反で点を引かれてしまうので、じゃあ、ギリギリまでやってやろう、と。先攻だったので、1つでも多く笑いをとってやろう、って。

──後攻の三四郎はやりにくそうに見えましたもんね。

滝沢:対戦形式は後攻の方が有利ですけど、プレッシャーがよりかかるのは後攻なんですよ。僕らもノックアウトステージの「32→16」でガクテンソクとやったとき、嫌でしたもん。先攻のガクテンソクが尻上がりにウケてて、最後、拍手笑いで終わって。完璧だなと思って。この後やるの? って。

西堀:僕らは先行逃げ切りの方が向いてるんじゃないかな。ノックアウトステージ「16→8」でランジャタイとやったとき、僕らが先行で、ランジャタイが後攻だったじゃないですか。あのとき三四郎の小宮(浩信)が、僕らがウケたもんだからランジャタイがフォームを崩してたって言ってたんですよ。だから、三四郎戦も、僕らの先行策がバチッとはまったんじゃないかな。

関連記事

トピックス

無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
Instagramにはツーショットが投稿されていた
《女優・中山美穂さんが芸人の浜田雅功にアドバイス求めた理由》ドラマ『もしも願いが叶うなら』プロデューサーが見た「台本3ページ長セリフ」の緊迫
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン
結婚披露宴での板野友美とヤクルト高橋奎二選手
板野友美&ヤクルト高橋奎二夫妻の結婚披露宴 村上宗隆選手や松本まりかなど豪華メンバーが大勢出席するも、AKB48“神7”は前田敦子のみ出席で再集結ならず
女性セブン
スポーツアナ時代の激闘の日々を振り返る(左から中井美穂アナ、関谷亜矢子アナ、安藤幸代アナ)
《中井美穂アナ×関谷亜矢子アナ×安藤幸代アナ》女性スポーツアナが振り返る“男性社会”での日々「素人っぽさがウケる時代」「カメラマンが私の頭を三脚代わりに…」
週刊ポスト
NBAロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦した大谷翔平と真美子さん(NBA Japan公式Xより)
《大谷翔平がバスケ観戦デート》「話しやすい人だ…」真美子さん兄からも好印象 “LINEグループ”を活用して深まる交流
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
「服装がオードリー・ヘプバーンのパクリだ」尹錫悦大統領の美人妻・金建希氏の存在が政権のアキレス腱に 「韓国を整形の国だと広報するのか」との批判も
NEWSポストセブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
《私には帰る場所がない》ライブ前の入浴中に突然...中山美穂さん(享年54)が母子家庭で過ごした知られざる幼少期「台所の砂糖を食べて空腹をしのいだ」
NEWSポストセブン
亡くなった小倉智昭さん(時事通信フォト)
《小倉智昭さん死去》「でも結婚できてよかった」溺愛した菊川怜の離婚を見届け天国へ、“芸能界の父”失い憔悴「もっと一緒にいて欲しかった」
NEWSポストセブン