日本の猛暑を上回る熱が、海峡を越えて生まれていた。夏真っ盛りの8月、日本のトップセクシー女優が大挙して台湾に渡り、イベントに出演していたのだ。約5万人の観客が詰めかける会場の中央に設けられた、露天風呂の施設のような建物。「温泉銭湯」と書かれた大きな提灯が下がり、その周りを回転寿司のように大きな皿が回っている。乗っているのは、日本のトップセクシー女優たちだ。
水着姿で思い思いのセクシーポーズをとる彼女たち。お目当ての“皿”が近づくと、興奮の絶頂に達した男性ファンは歓声を上げ、カメラのフラッシュをたき続けた──。
8月4日から3日間にわたって台湾・台北エリアで開催された「台北国際成人展」。三上悠亜や河北彩花など、トップセクシー女優が総勢47人参加するビッグイベントが、日本でほとんど告知されることなく行なわれていた。主催した台湾のIT企業「雷麒科技有限公司」代表・黄麒瑾氏が説明する。
「このイベントは2017年に始めました。2020~2022年はコロナで中止になったため、4年ぶり4回目の開催です。今年は過去最高となる47人のセクシー女優さんに来ていただいて、1日約5万人、3日間で合計15万人の来場者がありました」
入場料は最も安いチケットで1日980台湾ドル(約4500円)。その他、オプションとして「ゴールド女優との親密接触イベント」「プラチナ女優の愛情診察室」「シルバー女優のマッサージ」が追加される、なにやら“意味深“な入場券が約1万5000円で各種販売された。
会場にはさまざまなブースが設けられ、多様なコンセプトのもと日本のセクシー女優たちが来場者に直接ファンサービスする。一番人気を誇る三上の登場時には、「うおお!」と地響きのような歓声が会場に響き渡った。
「イベント開始は朝10時だけど、朝8時にはもうホール全体がぎゅうぎゅう詰めで、ラッシュアワー状態だった。ブース間の移動も大変で『エクスキューズミー!』『ソーリー!』の連発でしたよ」(参加者のひとり)