スポーツ

甲子園「圧倒的声援」で賛否両論の慶応高校OB団 “同窓会のドン”は五輪汚職の高橋元理事だった

東京五輪に関する汚職事件で逮捕・起訴された高橋治之氏(時事通信フォト)

東京五輪に関する汚職事件で逮捕・起訴された高橋治之氏(時事通信フォト)

 夏の甲子園(第105回全国高校野球選手権記念大会)は、慶応高校が107年ぶりの優勝で幕を閉じた。仙台育英との決勝では、慶応の生徒たちやOBらが客席を埋め尽くし、圧倒的声援でチームを後押し。「三田会パワーおそるべし」「声援こそ力」と人々を唸らせた一方で、「さすがにやりすぎでは」「仙台育英がやりづらそうだった」といった否定的な声も上がり、賛否両論を巻き起こした。

 現役の生徒たち以上にそのパワーを発揮したのが、同校出身のOBたちである。慶応高校は一流企業の経営者や幹部らを多く輩出しており、内部生以外にも全国から学生が集まる慶応大学以上にOBたちの結束は強い。同校OBは言う。

「大学から入学してきた人たちにも友達はいますが、やっぱり『外部』という意識はある。系列校のなかでも、自分たちは『塾高(慶応高校のこと)こそ本流』という気持ちが正直ある。だからこそ、今回の優勝は我が事のように嬉しかったですし、ネット上で批判の声が上がっていることに『アンチがこんなにいるのか』とびっくりしました」

 慶応高校の同窓会には立派な公式ホームページまで存在するが、そこには目立つ文字で「甲子園出場支援募金のお願い」と書かれている。「ネットからのお申し込み(クレジットカードからのご寄付)が可能となりました。趣意書をご確認のうえ、下記のリンク先からお申し込みください」として、目標金額は「6000万円」と掲げられている。春のセンバツ大会では3739万円が集められたというから、決して無謀な金額ではない。これぞ「三田会パワー」であろう。

関連記事

トピックス

モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁/時事通信)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
運転席に座る広末涼子容疑者
《事故後初の肉声》広末涼子、「ご心配をおかけしました」騒動を音声配信で謝罪 主婦業に励む近況伝える
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト