▼スクロールで次の画像

温度の異なる2つの銅鍋を駆使し、じっくり揚げる2代目店主の佐藤光朗さん (撮影/太田真三)

温度の異なる2つの銅鍋を駆使し、じっくり揚げる2代目店主の佐藤光朗さん (撮影/太田真三)

「とんかつ」東京の名店10選(写真は紀尾井町の「とんかつ・洋食ひとみ」。撮影/太田真三)

「とんかつ」東京の名店10選(写真は紀尾井町の「とんかつ・洋食ひとみ」。撮影/太田真三)

“とんかつ界のレジェンド”と称される店主・料理長の日向さん(撮影/太田真三)

“とんかつ界のレジェンド”と称される店主・料理長の日向さん(撮影/太田真三)

開発に10年かかった企業秘密の特製の粉を表面に丁寧につけていく。衣と肉を一体化させる重要な役割を果たす (撮影/太田真三)

開発に10年かかった企業秘密の特製の粉を表面に丁寧につけていく。衣と肉を一体化させる重要な役割を果たす (撮影/太田真三)

絶妙な揚げ加減で柔らかくジューシーに仕上がった「とんかつ ヒレ」。塩、ソースなどを用意しているが、一口目は何も付けず、肉そのものの旨味を堪能するのも楽しい (撮影/太田真三)

絶妙な揚げ加減で柔らかくジューシーに仕上がった「とんかつ ヒレ」。塩、ソースなどを用意しているが、一口目は何も付けず、肉そのものの旨味を堪能するのも楽しい (撮影/太田真三)

千葉県産豚をメインに使う。厳選された「しっとりとして、吸い付くような“もち肌”のヒレ」を丁寧に仕込む (撮影/太田真三)

千葉県産豚をメインに使う。厳選された「しっとりとして、吸い付くような“もち肌”のヒレ」を丁寧に仕込む (撮影/太田真三)

昼と夜の営業前に毎回ふるいにかける薄力粉をヒレに付け、溶き卵を纏わせる。その後もう一度、薄力粉、溶き卵を付ける (撮影/太田真三)

昼と夜の営業前に毎回ふるいにかける薄力粉をヒレに付け、溶き卵を纏わせる。その後もう一度、薄力粉、溶き卵を付ける (撮影/太田真三)

中ぐらいの粗めの生パン粉を付ける。「衣は薄めを目指しています」(2代目店主の佐藤光朗さん。 撮影/太田真三)

中ぐらいの粗めの生パン粉を付ける。「衣は薄めを目指しています」(2代目店主の佐藤光朗さん。 撮影/太田真三)

とんかつ すぎ田(台東区寿3-8-3)。撮影/太田真三

とんかつ すぎ田(台東区寿3-8-3)。撮影/太田真三

林SPF豚の脂の甘味と濃厚な赤身の旨味がたまらない。ロースかつの美味しさをとことん満喫できる人気メニュー。店おすすめの塩で食べると油の甘味がより引き立つ (撮影/太田真三)

林SPF豚の脂の甘味と濃厚な赤身の旨味がたまらない。ロースかつの美味しさをとことん満喫できる人気メニュー。店おすすめの塩で食べると油の甘味がより引き立つ (撮影/太田真三)

300グラムのボリューム満点の分厚いロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙 (撮影/太田真三)

300グラムのボリューム満点の分厚いロースは、赤身と脂身のバランスが絶妙 (撮影/太田真三)

揚げ上がったロースかつを余熱で仕上げる。切るたびにザクザクと響く音が心地よい。衣に使用するのは特注の生パン粉 (撮影/太田真三)

揚げ上がったロースかつを余熱で仕上げる。切るたびにザクザクと響く音が心地よい。衣に使用するのは特注の生パン粉 (撮影/太田真三)

店長の穀藏健さん。とんかつ激戦区・蒲田でも屈指の人気を誇り、店前には行列が絶えない (撮影/太田真三)

店長の穀藏健さん。とんかつ激戦区・蒲田でも屈指の人気を誇り、店前には行列が絶えない (撮影/太田真三)

取材日は、静岡県・金子畜産の「金子渉さんのプロトタイプM」を厚切りの「上ロースかつ定食」で提供。透明感のある脂身と赤身のピンク色のコントラストが美しい (撮影/太田真三)

取材日は、静岡県・金子畜産の「金子渉さんのプロトタイプM」を厚切りの「上ロースかつ定食」で提供。透明感のある脂身と赤身のピンク色のコントラストが美しい (撮影/太田真三)

丁寧に筋切りをし、脂身の表面にも細かく切り込みを入れる。揚げ油はラード95%と大豆白絞油5%をブレンド (撮影/太田真三)

丁寧に筋切りをし、脂身の表面にも細かく切り込みを入れる。揚げ油はラード95%と大豆白絞油5%をブレンド (撮影/太田真三)

オーナー夫妻の眞杉大介さん・由美さん。建築士でもある由美さんが店を設計 (撮影/太田真三)

オーナー夫妻の眞杉大介さん・由美さん。建築士でもある由美さんが店を設計 (撮影/太田真三)

じっくりと蒸すように揚げるため、衣は白く仕上がる。脂身の少ない岩中豚のさっぱりした味わいが、さくら色の肉からジュワっとこぼれ落ちる(撮影/内海裕之)

じっくりと蒸すように揚げるため、衣は白く仕上がる。脂身の少ない岩中豚のさっぱりした味わいが、さくら色の肉からジュワっとこぼれ落ちる(撮影/内海裕之)

パン粉は糖度の低いものを採用。揚げ時間が長いため、低糖度でないと、こんがりと色がついてしまうという (撮影/内海裕之)

パン粉は糖度の低いものを採用。揚げ時間が長いため、低糖度でないと、こんがりと色がついてしまうという (撮影/内海裕之)

110度で15分かけてじっくり揚げる。低温のため泡が立たず、まるで浸しているだけのような静けさだ (撮影/内海裕之)

110度で15分かけてじっくり揚げる。低温のため泡が立たず、まるで浸しているだけのような静けさだ (撮影/内海裕之)

「コロナ禍でメニューを考える時間はたっぷりあった(笑)」と語る店長の増子大希さん (撮影/内海裕之)

「コロナ禍でメニューを考える時間はたっぷりあった(笑)」と語る店長の増子大希さん (撮影/内海裕之)

叩いたりせず、余分な脂身をそぎ取ったフィレ肉を使用しており、重さを感じさせない肉の味を堪能できる (撮影/内海裕之)

叩いたりせず、余分な脂身をそぎ取ったフィレ肉を使用しており、重さを感じさせない肉の味を堪能できる (撮影/内海裕之)

肉と衣の密着度を増すために、バッター液に浸してから揚げるのは、同店ならではのこだわり (撮影/内海裕之)

肉と衣の密着度を増すために、バッター液に浸してから揚げるのは、同店ならではのこだわり (撮影/内海裕之)

約130度で8分ほど鍋で揚げ、フライヤーに移して170度の高温で揚げる。ストレスをかけない揚げ方だという (撮影/内海裕之)

約130度で8分ほど鍋で揚げ、フライヤーに移して170度の高温で揚げる。ストレスをかけない揚げ方だという (撮影/内海裕之)

実家の養豚場と協力してよりよい豚肉を追求している店主の青木啓太さん。将来の夢は「海外進出」と語る (撮影/内海裕之)

実家の養豚場と協力してよりよい豚肉を追求している店主の青木啓太さん。将来の夢は「海外進出」と語る (撮影/内海裕之)

ヒレの塊肉をそのまま揚げる、迫力ある姿の一本揚げ。塊で揚げるため、肉の旨味や肉汁がぎゅっと閉じ込められる。柔らかでジューシーな味わいがたまらない (撮影/太田真三)

ヒレの塊肉をそのまま揚げる、迫力ある姿の一本揚げ。塊で揚げるため、肉の旨味や肉汁がぎゅっと閉じ込められる。柔らかでジューシーな味わいがたまらない (撮影/太田真三)

微妙な温度の加減を調節するため、フライヤーではなく専用の揚げ鍋で揚げる。目や肌感覚がものを言う職人技だ (撮影/太田真三)

微妙な温度の加減を調節するため、フライヤーではなく専用の揚げ鍋で揚げる。目や肌感覚がものを言う職人技だ (撮影/太田真三)

特注のかつ切り包丁。中華包丁にテコの原理を加えたもので、衣が剥がれたり潰れたりするのを極力防ぐ (撮影/太田真三)

特注のかつ切り包丁。中華包丁にテコの原理を加えたもので、衣が剥がれたり潰れたりするのを極力防ぐ (撮影/太田真三)

人気洋食店「フリッツ」の料理長だった橋本正幸さんが2012年に開業した (撮影/太田真三)

人気洋食店「フリッツ」の料理長だった橋本正幸さんが2012年に開業した (撮影/太田真三)

名物の「カツレツ」。衣がはがれないよう、低温からゆっくりと温度を上げていくのは熟練の技だ (撮影/太田真三)

名物の「カツレツ」。衣がはがれないよう、低温からゆっくりと温度を上げていくのは熟練の技だ (撮影/太田真三)

パン粉をつける前に、まずは肉を叩く。こうすることで、肉の繊維がほぐれ、火が通りやすくなるという (撮影/太田真三)

パン粉をつける前に、まずは肉を叩く。こうすることで、肉の繊維がほぐれ、火が通りやすくなるという (撮影/太田真三)

4代目店主の島田良彦さん。「とっておきの素材を使う」という創業時の教えを守り、今に伝えている (撮影/太田真三)

4代目店主の島田良彦さん。「とっておきの素材を使う」という創業時の教えを守り、今に伝えている (撮影/太田真三)

ぽん多本家(台東区上野3-23-3)。撮影/太田真三

ぽん多本家(台東区上野3-23-3)。撮影/太田真三

リブロース:とんかつにおける最高級部位。脂の旨味をしっかり味わえる。脂身もサシも豊富 (撮影/太田真三)

リブロース:とんかつにおける最高級部位。脂の旨味をしっかり味わえる。脂身もサシも豊富 (撮影/太田真三)

リブロース(撮影/太田真三)

リブロース(撮影/太田真三)

ロース:とんかつの代名詞的な存在で、適度な脂肪ときめ細かな赤身が特徴 (撮影/太田真三)

ロース:とんかつの代名詞的な存在で、適度な脂肪ときめ細かな赤身が特徴 (撮影/太田真三)

ロース(撮影/太田真三)

ロース(撮影/太田真三)

肩ロース:赤身と脂身、サシが絡み合う部位で、チャーシューなどに使われる馴染みの味 (撮影/太田真三)

肩ロース:赤身と脂身、サシが絡み合う部位で、チャーシューなどに使われる馴染みの味 (撮影/太田真三)

肩ロース(撮影/太田真三)

肩ロース(撮影/太田真三)

ヒレ:脂肪分は少ないが、ジューシーな肉質を味わえる、リブロースと並ぶ高級部位 (撮影/太田真三)

ヒレ:脂肪分は少ないが、ジューシーな肉質を味わえる、リブロースと並ぶ高級部位 (撮影/太田真三)

ヒレ(撮影/太田真三)

ヒレ(撮影/太田真三)

しきんぼ:外ももと内ももに挟まれた部位。見た目はほぼヒレだが、歯ごたえや甘味が強い (撮影/太田真三)

しきんぼ:外ももと内ももに挟まれた部位。見た目はほぼヒレだが、歯ごたえや甘味が強い (撮影/太田真三)

しきんぼ(撮影/太田真三)

しきんぼ(撮影/太田真三)

いちぼ:筋肉の通らない、お尻に位置する希少部位。脂身と赤身がはっきり分かれている (撮影/太田真三)

いちぼ:筋肉の通らない、お尻に位置する希少部位。脂身と赤身がはっきり分かれている (撮影/太田真三)

いちぼ(撮影/太田真三)

いちぼ(撮影/太田真三)

らんぷ:豚肉が本来持つ肉々しさを堪能できる、上質な赤身肉。脂肪分が少ないのも特徴 (撮影/太田真三)

らんぷ:豚肉が本来持つ肉々しさを堪能できる、上質な赤身肉。脂肪分が少ないのも特徴 (撮影/太田真三)

らんぷ(撮影/太田真三)

らんぷ(撮影/太田真三)

とんとろ:一頭からわずかしか取れない希少部位。ほぼ脂身で、塩で食べると甘味が際立つ (撮影/太田真三)

とんとろ:一頭からわずかしか取れない希少部位。ほぼ脂身で、塩で食べると甘味が際立つ (撮影/太田真三)

とんとろ(撮影/太田真三)

とんとろ(撮影/太田真三)

「食べ比べの順番には試行錯誤を重ねました」という、料理長の木村勇太さん (撮影/太田真三)

「食べ比べの順番には試行錯誤を重ねました」という、料理長の木村勇太さん (撮影/太田真三)

「焼きカツ丼」は、卵でとじるのではなく卵焼きが敷かれていることに由来。カツを焼いているわけではない (撮影/太田真三)

「焼きカツ丼」は、卵でとじるのではなく卵焼きが敷かれていることに由来。カツを焼いているわけではない (撮影/太田真三)

関連記事

トピックス

林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
豊昇龍
5連勝した豊昇龍の横綱土俵入りに異変 三つ揃いの化粧まわしで太刀持ち・平戸海だけ揃っていなかった 「ゲン担ぎの世界だけにその日の結果が心配だった」と関係者
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
「週刊ポスト」本日発売! 「高市総理を阻止せよ」イカサマ総裁選の裏ほか
NEWSポストセブン