国内

【住職練炭殺人】逮捕のメモリアルディレクター女が事件当日の朝にSNS投稿した「優雅な寺カフェ朝飯」

青木淳子容疑者(鵠祥堂HPより、現在は削除済、画像は一部加工しています)

青木淳子容疑者(鵠祥堂HPより、現在は削除済、画像は一部加工しています)

 霊園・墓地を開発する株式会社「鵠祥堂」代表取締役の齋藤竜太容疑者(50)と役員の青木淳子容疑者(63)が今年7月、足立区の寺院の地下納骨堂内で練炭を燃やし、住職の男性(当時70)を一酸化炭素中毒で死亡させたとして、10月7日に逮捕された。

「鵠祥堂は寺院近くの霊園の開発に関わり、その販売などに関する契約を2020年3月に締結していました。その後、墓石の販売対象を仏教に限定したかった寺院の住職と、他の宗教にも拡大しようとした鵠祥堂で意見が対立し、トラブルに発展したということです。

 事件は、7月22日深夜11時頃、齋藤容疑者と青木容疑者が寺に不法侵入。火がついた練炭28個を地下納骨堂に持ち込んだ。翌朝、納骨堂に入った住職は、そのまま意識を失い死亡しました。寺院敷地内の焼却炉にはガソリンの入ったペットボトルが数十本入れられており、ふたりは強い殺意を持って犯行に及んだとみられている」(全国紙社会部記者)

「鵠祥堂」は2013年に創業。画期的とされるステンドグラスを使った墓石を扱い、業界では「第一人者」とされていた。代表取締役である齋藤容疑者の自宅が会社の住所となっているが、周辺は閑静な住宅街で、近隣住民によると齋藤容疑者は「無口で動物好きな人」として知られていたという。

「齋藤さんは以前、『まめちゃん』というとても可愛い犬を飼っていて、散歩の時間になると皆がまめちゃんを撫でていました。齋藤さんはまめちゃんにリードもつけず散歩をしていた。近隣の住民と特に会話を交わすことはないのですが、まめちゃんに対しては『撫でてもらえてよかったね』と語りかけていました。まめちゃんが死んでしまってからはうさぎを飼っていたようでした」(近隣住民)

 自宅には鵠祥堂の社員が集まることもあったという。

「家の前の駐車スペースで男女社員5~6人が集まって、バーベキューをしていた。いい匂いが前の通りに充満していましたよ。おうちには若くてお綺麗な奥様がいて、お子様はいらっしゃらないと思います」(別の近隣住民)

 同社役員の青木淳子容疑者は、東京都練馬区に在住。同社では「メモリアルディレクター」として公式サイトでも顔を出していた(現在は削除)。住職を殺害した7月22日の朝、青木容疑者は自身のSNSで、優雅な朝食の写真を上げていた。

「中央区にある築地本願寺のカフェで優雅に食事したことを、絵文字付きで投稿していた。このカフェの朝食は全て手作りで、1か月前でも予約がとれない盛況ぶり。青木容疑者は2200円のコースを注文していましたが、平日でも行列ができるほど有名なお店なんです。

 鵠祥堂は築地本願寺とも商談をすることがあり、このカフェには青木容疑者も齋藤容疑者も度々訪れていたそうです。とはいえ、犯行当日の朝に写真を投稿するとは……」(寺院関係者)

 警察は二人の容疑者と住職とのトラブルの詳細について、捜査を進めている。

関連記事

トピックス

この笑顔はいつまで続くのか(左から吉村洋文氏、高市早苗・首相、藤田文武氏)
自民・維新連立の時限爆弾となる「橋下徹氏の鶴の一声」 高市首相とは過去に確執、維新党内では「橋下氏の影響下から独立すべき」との意見も
週刊ポスト
元・明石市長の泉房穂氏
財務官僚が描くシナリオで「政治家が夢を語れなくなっている」前・明石市長の泉房穂氏(62)が国政復帰して感じた“強烈な危機感”
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
あとは「ワールドシリーズMVP」(写真/EPA=時事)
大谷翔平、残された唯一の勲章「WシリーズMVP」に立ちはだかるブルージェイズの主砲ゲレーロJr. シュナイダー監督の「申告敬遠」も“意外な難敵”に
週刊ポスト
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左/バトル・ニュース提供、右/時事通信フォト)
《激しい損傷》「50メートルくらい遺体を引きずって……」岩手県北上市・温泉旅館の従業員がクマ被害で死亡、猟友会が語る“緊迫の現場”
NEWSポストセブン
財務官僚出身の積極財政派として知られる片山さつき氏(時事通信フォト)
《増税派のラスボスを外し…》積極財政を掲げる高市早苗首相が財務省へ放った「三本の矢」 財務大臣として送り込まれた片山さつき氏は“刺客”
週刊ポスト
WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン