事件当日ディスコイベントに参加していた被害者男性。そのまま事件が起きたホテルに向かったと見られる(写真右)
「通常の鑑定留置は2、3カ月だが、今回の事件は狂暴かつ猟奇的で父親が精神科医という職業のため、半年間の留置が必要と判断した。父親と関係性のない精神科医を道内から選出するのに時間を要したしため、先行して娘と母親の鑑定から始まった。
父親は現在も勤務していた病院に籍はあるが、有罪となれば医師免許は取り消される可能性が高い。瑠奈容疑者に関しては、刑事責任能力がないという判断になる可能性が高いそうです」(同前)
警察は生前、被害者が起こしていた女性トラブルも慎重に捜査を進めている。
「被害者は事件前から女装をして、ススキノのクラブやディスコ、ハプニングバーなどに頻繁に通っていた。女装はしていたが性的対象は女性だったそうで、しつこく迫るなどの迷惑行為トラブルが頻繁にあった。事件後、警察は複数人の女性から事情聴取をしていて、被害者から受けた被害状況を把握している。公判が始まれば、加害者が犯行に至った被害者との深刻なトラブルの詳細を明らかにする方針だ」(同前)
北の大地を揺るがした猟奇的な殺人事件の真相は、来年2月以降へと持ち越される。