イケオジな延寿太夫

イケオジな延寿太夫

銀座のクラブでバンバン空ける

 一派の不協和音の背景には、出演料の配分の不透明さと、延寿太夫への不信感がある。

「勇気を出して家元を問い質してみても、“興行側からもらっている額が少ないからだ”と言われるばかりだそうです。

 ただ、それでいて家元はゴルフ三昧。昨年は頻繁に沖縄・宮古島にゴルフ旅行に出かけ、銀座の高級クラブでは何万円もするシャンパンやワインをバンバン空ける。乗っているのは高級外車で、しかもベンツとスポーツカーの2台を気分によって乗り換えています。  お弟子さんたちが、“本当に興行側からもらう額が少ないのか?”“適切に分配されているのか?”と疑問を抱くのも無理はありません」(別の芸能関係者)

 そうした不満は大きく膨れあがり、この7月以降、一派を揺るがす事件が起きていた。

「清元連中のお弟子さんの一部が、興行主である松竹サイドに“状況を改善してほしい”と訴えてきたんです。実際にお弟子さんがもらっていた額は、松竹側の人間が驚くほど低かったようで……。

 そこで松竹側は、一派の出演料をまとめて家元に支払うのではなく、お弟子さん個人に出演料を支払う形に変更することを検討したそうです」(前出・別の芸能関係者)

 しかし、現在に至っても「個人払い」には切り替わっていないという。

「どうやら、家元が拒否したようなのです。興行サイドとしては、演奏を依頼している立場なので、家元には強く出られないところもある。

 しかし、お弟子さんたちも引くわけにはいかず、10月の名古屋・御園座での公演直前には、“待遇改善をしないなら、もう出演しない!”と声を上げて、集団ボイコット騒動にまで発展。舞台の幕が上がらない危機に陥ったといいます」(前出・別の芸能関係者)

 その騒動が起きたのが、前述した片岡仁左衛門と坂東玉三郎の出演舞台だった。

「玉三郎さんは敏感で、清元連中の内部が揉めているのを感じ取って、興行側に掛け合ったそうです。公演を中止にするわけにもいかず、“今回だけ個人払いにする”と話が進んだので、ボイコットは鎮静化しました。

 ただ本来、公演初日から数日以内に振り込まれる出演料が、御園座での公演では支払いが大幅に遅れ、公演期間中、“タダ働きじゃないか”と不安に思っていたお弟子さんは多かったようです」(前出・別の芸能関係者)

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