「SNSに書き込んだ生徒は複数人いるという話や、反省していないという情報もあります。書き込んだ人物が別の生徒にも同じことを繰り返すのではないかと心配する保護者の声も上がっています。発見した時点でいじめをすぐにやめさせ、加害生徒に適切な指導をしなければ、どんどんエスカレートしてしまいます。学校側は『書いた人に対して、怒りという感情よりも、興醒め、呆れ果てている』と話したようですが、把握しているならできる限り直接指導するべきではないでしょうか」(同前)
今回のいじめ事案について、酒田市立第一中学校に問い合わせると、〈いじめの事実〉〈書き込んだ人物が学校内にいる可能性〉〈関与した人物の指導〉については、「個別のの案件のため、回答は差し控えさせていただきます」と、回答した。
一方、酒田市教育委員会は「今回の事案について、学校から報告は受けています。その上で、今後の指導の方針等についても学校と確認しながら行っております」とコメント。また、誹謗中傷を書き込んだ人物への対応については、「発信者を特定するために保護者の方に対しては、警察のほうに被害届を出すことも可能であるということを学校を通してお伝えしています」とした。
また、準奈さんの事件後に再び起きたいじめについては、「酒田市市内の中学校に通う生徒が命を落としたことについては、大変残念で重い事だと教育委員会でも受け止めております。今は再調査が進められている状況ですので、これ以上ことについては回答を差し控えさせていただきたいと思います 」と話すにとどまった。
今回、NEWSポストセブンは、いじめ発覚後の2023年11月13日付で同校3年生に配布された「学年だより」を入手。そこには、いじめに対しての生徒らの率直な思いが書かれていた。一部抜粋して記載する。