「学校側は保護者からの相談で今回の事態を把握しました。書き込みの内容は、同中学で行われた合唱祭を匂わせるものでした。被害生徒のSNSを閲覧できるのはそのアカウントを知っている人物のみで、同校の生徒が関与した可能性が高いそうです。教職員は、学年集会の場で『関係のある人物による書き込みで、重大ないじめにあたり、警察案件になる』と、警告したそうです」
学校側は「警察案件」「重大ないじめ事案」という強い言葉こそ用いているが、前出の保護者はその対応に不信感を抱いている。
「学校側は書き込みをした生徒をほぼ特定していて、ある程度のことを把握しているようですが、決定的な証拠を掴めていないためか直接的な指導ができていないようです。今後についても、継続的にこうした書き込みが続けば『警察に届け出をする心づもりでいる』という表現に留まり、実際に警察に被害届を出すとは明言していません」
2年前の準奈さんのケースも、学校は下駄箱の手紙の件を被害者●●(被害生徒?加害生徒?)の保護者に伝えず、事件後に『次にまたあったら(被害者●●の保護者に)相談するつもりだった』と弁明していた。