忘年会で「この人、いい上司かも」と思ってもらえる言動
気を付けるべきNGワードは、キリがないのでこのぐらいにしておきます。最後に「この人、いい上司かも」と思ってもらえる(かもしれない)方法も考えてみましょう。
やはり大事なのは会話です。話が弾めばそれは幸せなことですが、話が弾まないからといって焦ると、それこそ過去の武勇伝や説教を始めてしまいがち。職場の忘年会は「若手と話を無理に弾ませなくてもいい」という前提が大切です。
若手の側が話しかけてくれたときには、話題を広げるべく全力でがんばりましょう。誰も話しかけてくれなくて、ポツンとしている時間が長めでも大丈夫。そんなケナゲな姿が、若手に「少なくとも悪い人ではなさそう」という印象を与えるはずです。
簡単にできるのは、幹事をやってくれた若手に「今日はおつかれさま。たいへんだったね」と感謝とねぎらいの言葉をかけること。何となく若手全体に向かって「今日は若い人たちと話ができて楽しかったよ」というセリフを呟くのも有効です。
若手たちが二次会に行こうとしていて、その中のやさしい若手が「○○さんもどうですか?」と誘いの声をかけてくれたとしても、一次会でそれなりに若手と話が弾んでいたとしても、絶対に行ってはいけません。「いや、俺はいいよ」と辞退することが、「いい上司」と思ってもらう必須条件です。
そして、念入りに好感度を上げることができる確実な方法は、1万円札を小さく折って「これ、二次会の足しにして」と、誰かに握らせること。「そんなのもったいない」と思うか「好感度が得られるならこのぐらいは」と思うかは、きっと人それぞれです。懐具合や職場での存在感や自分にとっての見栄の重要性など、さまざまな要因を考慮して決断しましょう。どなたさまも楽しく実り多い忘年会を!