西本「鼻を指先でとんとつつかないと、ダメだったの!?」
宇井「ん? どういうこと?(笑い)」
西本「いや、そのフレーズがすごくいいなと思ったんだけど、作詞をしているときにそういう絵が思い浮かんだの? それとも、別にそこにこだわりはなかったのかな?」
西澤「わかる! おれもね、聞いたときにそこがいいなと思った。表現がリアルなんだよね」
西本「そうそう!」
宇井「そのあたりの歌詞は、結構、最後の方に書いていて。そこのフレーズに関してのこだわりは、あんまりなかった(笑い)」
西本&西澤「えー!?(笑い)」
宇井「でも、そのパートはすごく仲が良い2人の回想シーンかな…と思いながら書いていて。無邪気でかわいらしい感じを描きたいなという気持ちがあったから、そういう人って何をするのかなって妄想をしたときに、帰り道に(相手の)鼻をとんってする場面が出てきて。最初はメロディーに言葉が上手くハマらなくて、何回も何回も書き換えて、いまの歌詞に至りました」
雨宮翔「『恋愛』については、ちょっとみんなが聞くような質問になっちゃうかもしれないけど…」
小池「あっちゃん、質問内容については厳しいよ!?(笑い)」
金谷「そうだよ!」
全員「あはは」
雨宮「そうだった(笑い)。サビ前の歌詞に“ing”っていうフレーズを入れた理由は?」
増子「今回、それぞれのセルフプロデュース曲の中に、アルバムタイトルの“NG”というワードを入れようと話し合ってたから」
──そんな仕掛けがあったとは! 聞く楽しみが、また1つ増えますね。
増子「はい。でも実は、ぼくは日本語詞だけで書くつもりでいたから、どうしよう、入らないと思って。音数的にも少ないメロディーのところだから、どうしようかなと」
宇井「すごく悩んだんだね」
増子「そう。結局、好き同士で、現在進行形で動いている恋愛を象徴する気持ちみたいなイメージで、“ing”を入れました!」
撮影/黒石あみ
(第4回に続く)