“美しすぎるごみ処理工場”で環境を学ぶ「広島市環境局中工場」（広島）
ガラス越しに見えるごみ焼却設備。モダニズム建築と緑が融合するデザイン
モダニズム建築家、谷口吉生氏の設計による清掃工場は、2021年には映画『ドライブ・マイ・カー』のロケ地にもなった場所だ。
「隠しがちなごみ焼却場をあえて“見せる”ことで、従来の清掃工場のイメージを脱却した、より質の高い施設となっています」（中工場の渡邉大祐さん）
工場の中央部を貫く通路「エコリアム」。その先には瀬戸内海が見える
予約制の「ごみ処理に関する見学」は、職員の案内でごみピットや中央制御室を見学し、ごみ処理の流れを学んでいく。完成当時（2004年）最新鋭の焼却装置は悪臭が出ず、“清潔感”すら漂う不思議な空間だ（建築の見学のみは予約不要）。
原爆ドームと平和記念公園を結ぶ“軸線上”に建つ“広島の新名所”で、建築と環境を学んでみませんか？
ごみはクレーンのアームで掴み、高所から落としてごみ袋を破って燃えやすくするそう。焼却炉で約4時間かけて燃やす。1日最大600tのごみを焼却するそうだ
住所■広島県広島市中区南吉島1-5-1
開催日■月〜金、偶数月の第3日曜（祝日、12/24〜1/9、8/6休み）
所要時間■約90分
時間■月〜金 9:00〜12:00、13:30〜16:30の間、偶数月の第3日曜 10:00〜11:30
料金■無料
※女性セブン2024年4月18日号
