芸能

ホワイトハウスに招かれたYOASOBI・Ayase「高校中退」「大病」「何年も続いた極貧生活」からの“逆転人生”

Ayase(右)にとって、音楽の入り口はEXILEだったという(写真はAyaseのインスタグラムより)

Ayase(右)にとって、音楽の入り口はEXILEだったという(写真はAyaseのインスタグラムより)

 彼らは、バイデン大統領(81才)の“推し”なのか……。国賓待遇で訪米中の岸田文雄首相(66才)を歓迎するため、4月10日に開催されたバイデン大統領主催のホワイトハウスでの公式晩餐会に日本の音楽ユニット「YOASOBI」が招かれた。

「ホスト国であるアメリカが招待するのは、通常、ゲスト国の日本にゆかりのあるアメリカ人か、アメリカを拠点に活動する著名人です。日本を拠点にしている日本人アーティストが招かれるのは極めて異例で、彼らへの期待がうかがえます」(全国紙政治部記者)

 YOASOBIはボーカルのikura(23才)と、音楽を構成するコンポーザーのAyase(30才)からなるユニットだ。結成は2019年10月で、デビュー曲『夜に駆ける』が2020年に大ヒットを記録。以来、アニメのタイアップ曲を中心にヒットを連発させてきた。

「ikuraさんの透明感のある声の魅力もさることながら、YOASOBIのヒットは、Ayaseさんの高い作詞作曲の能力に支えられています。もともと“小説を音楽にする”がコンセプトのユニットだけあって、どの曲をとっても作品の世界観の解釈が完璧なんです。天才としか表現のしようがありません」(音楽関係者)

 2023年にはアニメ『【推しの子】』のオープニング曲『アイドル』が全世界で大ヒット。アメリカでも例外ではなく、ビルボード・グローバル・チャート(アメリカを除く)で、日本の楽曲として初めて1位を獲得するという快挙を成し遂げた。

「4月18日にロサンゼルス、21日にサンフランシスコで開催される彼ら初のアメリカ単独公演のチケットは、発売からわずか30分で完売しました」(前出・音楽関係者)

 いまや世界に名を馳せるYOASOBIだが、それ以前のAyaseの人生は波瀾万丈だったという。

「“バンド活動をするから学校に行く暇がない”“行く必要もない”といって高校を1年で中退。当時のメンバーと上京して、バイトに明け暮れながらバンド活動を続けましたが鳴かず飛ばず。そのうえ、入院が必要なほどの出血性胃潰瘍を患い挫折。一時は“バンドを辞めてマレーシアに飛び立つ”と周囲に話していたそうです」(前出・音楽関係者)

 生活もかなり苦しかったようだ。

「その日食べるものもなく、電気も水道もガスも止まっているような生活が何年も続いていたそうです。Ayaseさんは当時を“泥水をすするような生活”と表現していました」(別の音楽関係者)

 ところが一転、YOASOBIでは一気にスターダムに駆け上がる。彼らの音楽が世間に浸透するにつれて、Ayaseはあるものに課金をしているという。

「タトゥーが増え続けているんです。デビュー前は少なくとも見える位置にはなかったタトゥーが、いまや指、右腕、左腕、首と、上半身だけでもかなりの範囲に入っています。日本ではテレビに出演するアーティストが目立つタトゥーを入れているのは稀ですが、海外ではファッションの一部ですから、世界中のファンから歓迎されているようです」(前出・別の音楽関係者)

 逆転人生を歩み続けるAyaseがホワイトハウスで見せる“無敵の笑顔”が楽しみだ。

※女性セブン2024年4月25日号

関連記事

トピックス

ロッカールームの写真が公開された(時事通信フォト)
「かわいらしいグミ」「透明の白いボックス」大谷翔平が公開したロッカールームに映り込んでいた“ふたつの異物”の正体
NEWSポストセブン
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《白パーカー私服姿とは異なり…》真美子さんが1年ぶりにレッドカーペット登場、注目される“ラグジュアリーなパンツドレス姿”【大谷翔平がオールスターゲーム出場】
NEWSポストセブン
和久井被告が法廷で“ブチギレ罵声”
【懲役15年】「ぶん殴ってでも返金させる」「そんなに刺した感触もなかった…」キャバクラ店経営女性をメッタ刺しにした和久井学被告、法廷で「後悔の念」見せず【新宿タワマン殺人・判決】
NEWSポストセブン
初の海外公務を行う予定の愛子さま(写真/共同通信社 )
愛子さま、初の海外公務で11月にラオスへ、王室文化が浸透しているヨーロッパ諸国ではなく、アジアの内陸国が選ばれた理由 雅子さまにも通じる国際貢献への思い 
女性セブン
几帳面な字で獄中での生活や宇都宮氏への感謝を綴った、りりちゃんからの手紙
《深層レポート》「私人間やめたい」頂き女子りりちゃん、獄中からの手紙 足しげく面会に通う母親が明かした現在の様子
女性セブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
《ママとパパはあなたを支える…》前田健太投手、別々で暮らす元女子アナ妻は夫の地元で地上120メートルの絶景バックに「ラグジュアリーな誕生日会の夜」
NEWSポストセブン
グリーンの縞柄のワンピースをお召しになった紀子さま(7月3日撮影、時事通信フォト)
《佳子さまと同じブランドでは?》紀子さま、万博で着用された“縞柄ワンピ”に専門家は「ウエストの部分が…」別物だと指摘【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン