国内

《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ

『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)

『君の名は。』プロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)

「『君の名は。』だけでなく関わった作品に女子高生が出てくるものは多いです。作品をどういう目で見ていたんでしょうか。被害者の方はもちろんですが、作品も汚された思いです」(アニメ業界関係者)──新海誠監督の人気アニメーション映画『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(52)が、SNSで知り合った少女にわいせつな行為をした罪などに問われている事件の初公判が5月16日、和歌山地裁で開かれた。

「伊藤被告は16歳未満のA子さんと昨年11月、東京都渋谷区の自宅で現金2万円を渡して性交したという児童買春と、2021年9月に別の少女B子さんに胸の露出した写真を撮影させたうえ、自分のスマートフォンに送らせ保存したとして、不同意性交等と児童ポルノ禁止法違反の罪に問われています。

 他にも一昨年の11月から昨年7月までに計9回、別の女子高校生C子さんに現金を渡し、わいせつな行為を繰り返したなど、追加で審理される事件もあり、今後被害者は増える見込みです」(司法担当記者)

 伊藤被告が女性と出会うのに駆使していたのが、X(旧ツイッター)などのSNSだ。検察の冒頭陳述によると、興味を持った少女のアカウントを見つけると、顔写真を送らせていた。そして自分好みの子を見つけると、裸の写真を送らせたり、現金を対価に性交したりしていたのだ。

「伊藤被告は今年の2月に逮捕されて以降、和歌山県警の取り調べに『20人以上の少女を買春した。今回の件がどの娘かは分からない』と供述していました。しかしそれにとどまらず、裁判で検察は『10年以上にわたり100人以上に現金を渡してわいせつな行為をしていた』と指摘したんです」(同)

 異常な性癖を持つ伊藤被告とは何者なのか。

 冒頭の業界関係者などによると、伊藤被告は岐阜県出身。大学を卒業してメーカーで勤務した後、アニメ業界に転職した。2013年には自身のプロダクション会社「itoko production」を設立。新海監督作品には『雲のむこう、約束の場所』や『秒速5センチメートル』といった黎明期から、アニメーション現場の進行管理などを務める制作プロデューサーとして関わり、2016年に大ヒットを記録した『君の名は。』にも同職で携わった。

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン