芸能

《会場は感動の嵐》櫻井翔、母校・慶應幼稚舎150周年のために「リリック」を書き上げる、記念式典では児童全員が合唱

櫻井翔が母校のために作詞

櫻井翔が母校のために作詞

「アイドルとラップ」「アイドルと進学」──。これまで何度も新境地を切り開いてきた国民的アイドルグループ・嵐の櫻井翔(42才)がこのたび挑戦したのは、母校に捧げる合唱曲の作詞。大役を任された彼が歌詞に込めた思いとは──。

「広々とした講堂には児童や保護者、OBなど計3000人の学校関係者たちが勢揃い。式典のオープニングを飾った幼稚舎の“創立物語”とも言えるストーリー仕立ての映像では、創設者の福澤諭吉役を坂東彌十郎さん(68才)が、そして初代学長を小日向文世さん(70才)が演じました。メガホンを取ったのは福澤諭吉の玄孫で、ドラマ演出家の福澤克雄さん。昨年、話題となったドラマ『VIVANT』(TBS系)の監督でもある福澤さんは、同ドラマに出演した坂東さんや小日向さんをキャスティングして一度きりの学校行事のためとは思えない贅沢すぎる映像を作ったのです」(式典の参加者)

 去る5月30日に、慶應義塾の幼稚舎(小学校)創立150周年を記念する式典が行われた。錚々たるOBが集結し、母校の節目を祝ったようだが、なかでも会場が盛り上がったのは、「創立150周年記念曲」の披露のときだった。

「全3曲ある記念曲のうち、『ペンの指す方へ』という曲の合唱が始まったときですね。この曲の作詞を務めたのは、嵐の櫻井翔さんなので、どんな歌詞なのか、保護者やOBらが耳を澄ませて聴き入ったのです。今回の作詞は彼にとって初めての試みだったそうですが、そうは感じさせないクオリティーで、会場に“感動の嵐”を巻き起こしました」(前出・式典の参加者)

 デビュー曲『A・RA・SHI』でラップを歌って以来、嵐のラップ担当となった櫻井。初期こそ作詞家から提供されたものを歌っていたが、あるときを境にラップ部分の作詞を自分自身で手がけることになる。

「デビューして数年たった頃、音楽ユニットm-floのVERBALさん(48才)に『せっかくラップやってるのに、なんで自分でリリック(歌詞)を書かないの?』と言われたことがきっかけだといいます。櫻井さんは『誰かに作ってもらった詞を歌うだけなら、それは“ラップのような何か”にすぎない』と思うようになり、本格的にラップの作詞を始めたそうです」(芸能関係者)

 櫻井が歌うラップ、通称「サクラップ」はその後、嵐の楽曲に欠かせないものとなったが、実はアルバムにすら収録されていないレアなラップ曲も存在する。

「櫻井さんが学生時代の友人に向けて個人的に作った『ペンの指す方向』という曲です。当時、友人たちにCDを手作りして渡していたようです。大学卒業を迎える仲間にエールを送る『Chapter1』、社会人として壁にぶつかる仲間を励ますために書いた『Chapter2』、嵐としての活動の幅が広がるなかで自身の野望を書き連ねた『Chapter3』からなる3部作です。本人には恥ずかしくて言えないけれど、このラップ曲に勇気をもらったという同級生も多いんです」(櫻井の知人)

関連キーワード

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン