瑠奈被告が飲んでいたとされる“目玉テキーラ”(客提供)
『首みたいなものを持って帰ったけど、まさかね』とスマホで調べたが、『ススキノ 殺人』で検索しても情報は出てきませんでした。しかしその後も検索し続けて、“首のない死体が見つかった”という記事を見て、『信じたくないが、とんでもないことが起きた』と思いました。被害者の本名もそこで知りました」
数日後、仕事から自宅に戻った修被告に対して、瑠奈被告は「見てほしい」と小瓶を2本渡してきた。これまで梅酒を漬けるのに使っていた、10センチ四方の円柱のガラス瓶。そこには、恐るべきものが入れられていた。
「瓶の中には人体の一部分、舌の一部と眼球らしきものが入っていました。もともとは透明な液体だったと思われるが、体液が滲み出て混濁した状態になっていました。人体の一部が自宅にあり、娘が持ち帰ったものは本当の首なんだと思いました。
『どう?』と感想を聞かれたが、ぼーっとしていて『びっくりした』や『すごいね』などと返事をしたと思います。妻もこれを見せられたと思いますが、妻は『見ない』と言っていました。信じたくなくて、事件の話はしませんでした」(同前)