国内
ススキノ頭部切断事件・公判シリーズ

《復讐するため…》ススキノ事件・瑠奈被告(30)は被害者男性を「鹿」と呼んでクラブへ探しに “謎LINE”の意味が判明【ススキノ事件・第4回公判】

10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた

10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた

 札幌市の繁華街ススキノのホテルで2023年7月、頭部のない男性会社員(当時62)の遺体が見つかり、親子3人が逮捕された事件。死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われた母親の無職・田村浩子被告(61)の第4回公判が札幌地裁で開かれた。

「これまでの公判で、いびつな家族関係や猟奇的な犯行態様が明らかになってきました。瑠奈被告は中学時代から不登校となり、一家の中では“お嬢さん”と呼ばれており、その“お嬢さん”こそが一家の最優先事項だったといいます。瑠奈被告は父親である修被告のことを『ドライバーさん』と呼び、クラブや怪談バーへの送迎に徹夜で付き合わせていました」(裁判担当記者)

謎のLINE〈鹿がいるかクラブに潜入することは可能か〉

 家族関係や事件までの全容が次々と明らかになってきた、これまでの浩子被告の公判。しかしこれまで公判で、謎が残されたままの箇所も残っていた。

「事件が起きる10日以上前の、6月中旬に浩子被告が修被告に送っていた〈鹿がいるかクラブに潜入することは可能か〉というLINEのやりとりです。捜査では、ここで登場する『鹿』という単語は、書き換え後のもので、書き換え前は、『獲物』と入力されていたことが、スマホの文字入力履歴から分かっていました」(裁判担当記者)

 瑠奈被告と被害者が初めて会い、意気投合してホテルに行ったのが、5月27日の夜から28日の未明にかけて。当該LINEが送られた6月中旬は、修被告と瑠奈被告が、ホテルでの意にそぐわない性行為の“復讐”をするため被害者を探しに行っていた日のようだ。

 弁護士側による修被告への証人尋問で、修被告はLINEについて次のように明かした。

関連記事

トピックス

独走でチームを優勝へと導いた阪神・藤川球児監督(時事通信フォト)
《いきなり名将》阪神・藤川球児監督の原点をたどる ベンチで平然としているのは「喜怒哀楽を出すな」という高知商時代の教えの影響か
週刊ポスト
容疑者のアカウントでは垢抜けていく過程をコンテンツにしていた(TikTokより)
「生徒の間でも“大事件”と騒ぎに…」「メガネで地味な先生」教え子が語った大平なる美容疑者の素顔 《30歳女教師が“パパ活”で700万円詐取》
NEWSポストセブン
西岡徳馬(左)と共演した舞台『愚かな女』(西武劇場)
《没後40年》夏目雅子さんの最後の舞台で共演した西岡徳馬が語るその魅力と思い出「圧倒されたプロ意識と芝居への情熱」「生きていたら、日本を代表する大女優になっていた」
週刊ポスト
ロッテの美馬学投手(38)が今シーズン限りで現役を引退することを発表した(時事通信フォト、写真は2019年の入団会見)
《手術6回のロッテ・美馬学が引退》「素敵な景色を見せてくれた」国民的アニメの主題歌を歌った元ガールズバンド美人妻の想い
NEWSポストセブン
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
《悠仁さま成年式》雅子さまが魅せたオールホワイトコーデ、 夜はゴールドのセットアップ 愛子さまは可愛らしいペールピンクをチョイス
NEWSポストセブン
LUNA SEA・真矢
と元モー娘。・石黒彩(Instagramより)
《80歳になる金婚式までがんばってほしい》脳腫瘍公表のLUNA SEA・真矢へ愛妻・元モー娘。石黒彩の願い「妻へのプレゼントにウェディングドレスで銀婚式」
NEWSポストセブン
昨年10月の総裁選で石破首相と一騎打ちとなった高市早苗氏(時事通信フォト)
「高市早苗氏という“最後の切り札”を出すか、小泉進次郎氏で“延命”するか…」フィフィ氏が分析する総裁選の“ウラの争点”【石破茂首相が辞任表明】
NEWSポストセブン
万博で身につけた”天然うるし珠イヤリング“(2025年8月23日、撮影/JMPA)
《“佳子さま売れ”のなぜ?》2990円ニット、5500円イヤリング…プチプラで華やかに見せるファッションリーダーぶり
NEWSポストセブン
次の首相の後任はどうなるのか(時事通信フォト)
《自民党総裁有力候補に党内から不安》高市早苗氏は「右過ぎて参政党と連立なんてことも言い出しかねない」、小泉進次郎氏は「中身の薄さはいかんともしがたい」の評
NEWSポストセブン
阪神の中野拓夢(時事通信フォト)
《阪神優勝の立役者》選手会長・中野拓夢を献身的に支える“3歳年上のインスタグラマー妻”が貫く「徹底した配慮」
NEWSポストセブン
朝比ライオさん
《マルチ2世家族の壮絶な実態》「母は姉の制服を切り刻み…」「包丁を手に『アンタを殺して私も死ぬ』と」京大合格も就職も母の“アップへの成果報告”に利用された
NEWSポストセブン
ブリトニー・スピアーズ(時事通信フォト)
《ブリトニー・スピアーズの現在》“スケ感がスゴい”レオタード姿を公開…腰をくねらせ胸元をさすって踊る様子に「誰か助けてあげられないか?」とファンが心配 
NEWSポストセブン