薄暗い照明の空間に頭部のないリアルな人形や、血しぶきのような跡が

瑠奈被告が通っていた怪談バー「A」のトイレ

「被害者が週末、若者向けよりもうちょい上の人が行くようなクラブに行くという情報で探しました。この時、被害者のことは家族で誰一人名前を知らない状況で、『ともちん』、『とも』とかしか知らない。『ともちん探しに行く』だと娘の中では響きがよろしくないっていうことだったかも。『これから探しに行く人のことを鹿と呼ぼう』と娘から言って、わかりましたと」

 上述のLINEで登場した『鹿』は瑠奈被告の発案で、被害者のことを指す言葉だったようだ。修被告は、浩子被告が『鹿』の前に『獲物』と入力していた文字入力履歴については、聞いた記憶がないと答えた。

被告を発見し一緒に踊って和解も……

 その後、被害者を探しに行った父娘。2023年6月17日23時半すぎ、ススキノに到着し、18日の3時ごろ、クラブで瑠奈被告が被害者を発見した。当時の様子を修被告が法廷で証言した。

「被害者のほうに行って話しかけて笑顔で握手したり、一緒に踊ったり楽しそうでした。その後、僕のところに戻ってきたので、『謝ってもらうこと、そうでなければもう関わらないように』と、娘に言って送り出しました。

 その後、被害者と一緒に話して、抱き合ったりもしていて、揉めている様子は見受けられませんでした。戻ってきた娘からは『和解が成立したので次に会うことにした』と聞かされました。謝ってもらえたから次にまた会うと」

 次に会う約束も決めてSMプレイの練習まで行っていたという瑠奈被告と修被告。なぜ痛ましい事件につながってしまったのだろうか──。

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