終始和やかに対談(藤沢和雄氏と角居勝彦氏=左)
能登といえば今年は元旦の震災や豪雨で壊滅的な打撃受けた地域だが「寄付やボランティアに頼るばかりではなく、馬が自分で生活費を稼ぐようなシステムを構築していかなければならない。日本独自の馬文化を築くためにも、もっと身近に馬に接する機会が必要」と熱弁。藤沢氏も「競走馬として走れるのはせいぜい3年ぐらいだけど、馬はもっともっと長く生き続ける。そういったことについても、デビュー前から思いを巡らすようにしていくべき」と、座右の銘でもある“一勝より一生”の精神を強調。JRAアドバイザーとして協力していくことを誓った。
この日は「サンクスホースデイ」として、東京競馬場の日吉ヶ丘付近に引退馬保存活動をしている団体のブースが並び、多くの競馬ファンが足を止めて競走馬の余生に思いをはせていた。