スポーツ

《選挙開票速報とも“競合”》日本シリーズとWシリーズ、日程と放送「モロかぶり」で心配される選手への影響 

ワールドシリーズに出場する大谷翔平(写真/AFLO)

ワールドシリーズに出場する大谷翔平(写真/AFLO)

 年末まで最大のスポーツイベントと言っていいかもしれない。日本では、福岡ソフトバンクホークスと横浜DeNAベイスターズが対戦する日本シリーズ、アメリカではドジャースの大谷翔平選手が出場するワールドシリーズが開催される。両シリーズが日本時間で日程がモロかぶりしているのだ。その影響と懸念とは? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 

* * * 

 野球シーズンもいよいよ大詰め。MLB(メジャーリーグベースボール)はワールドシリーズ、NPB(日本野球機構)は日本シリーズを残すのみとなりました。 

 今年は昨年に続いてワールドシリーズと日本シリーズの日程が同じ。しかし、今年はワールドシリーズに大谷翔平選手と山本由伸選手が出場するため注目度が違います。 

 ニューヨーク・ヤンキースとロサンゼルス・ドジャースが対戦するワールドシリーズも、福岡ソフトバンクホークスと横浜DeNAベイスターズが対戦する日本シリーズも、第1戦―26日(土)、第2戦―27日(日)、第3戦―29日(火)、第4戦―30日(水)、第5戦―31日(木)、第6戦―11月2日(土)、第7戦―3日(日)に予定されています(日本時時間)。 

 試合開始時間はワールドシリーズが9時8分(日本時間)からで、日本シリーズが第1・3・4・6戦が18時30分で第2・5・7戦が18時から。つまり、同じ日の朝にアメリカ、夜に日本で試合が行われ、しかも両方とも地上波の生中継があります。 

 驚かされるのは、フジテレビが夜にワールドシリーズの再放送を行うこと。当初の予定を変更して、第1戦は26日(土)19時~21時、第2戦は27日(日)19時~19時58分、第3戦は29日(火)17時48分~18時30分、第4戦は30日(水)19時~20時54分に再放送することを発表しています。ちなみに第3戦が行われる29日(火)はフジテレビが18時30分から日本シリーズを中継するため、夜の同時間帯の再放送はできないのでしょう。勝敗次第ではあるものの第5戦以降も同様に再放送することが推察されます。

 同じスケジュールで、同じ4勝先取の7試合が行われ、しかも夜にはどちらも放送されるわけですから、両者が比べられるなどの影響は避けられないでしょう。では、どんなことが比べられ、選手や野球そのものにどんな影響があるのでしょうか。 

関連キーワード

関連記事

トピックス

「新証言」から浮かび上がったのは、山下容疑者の”壮絶な殺意”だった
【壮絶な目撃証言】「ナイフでトドメを…」「血だらけの女の子の隣でタバコを吸った」山下市郎容疑者が見せた”執拗な殺意“《浜松市・ガールズバー店員刺殺》
NEWSポストセブン
連続強盗の指示役とみられる今村磨人(左)、藤田聖也(右)両容疑者。移送前、フィリピン・マニラ首都圏のビクタン収容所[フィリピン法務省提供](AFP=時事)
【体にホチキスを刺し、金のありかを吐かせる…】ルフィ事件・小島智信被告の裁判で明かされた「カネを持ち逃げした構成員」への恐怖の拷問
NEWSポストセブン
2人は互いの楽曲や演技に刺激をもらっている
羽生結弦、Mrs. GREEN APPLE大森元貴との深い共鳴 絶対王者に刺さった“孤独に寄り添う歌詞” 互いに楽曲や演技で刺激を受け合う関係に
女性セブン
無名の新人候補ながら、東京選挙区で当選を果たしたさや氏(写真撮影:小川裕夫)
参政党、躍進の原動力は「日本人ファースト」だけじゃなかった 都知事選の石丸旋風と”無名”から当選果たしたさや氏の共通点
NEWSポストセブン
セ界を独走する藤川阪神だが…
《セの貯金は独占状態》藤川阪神「セ独走」でも“日本一”はまだ楽観できない 江本孟紀氏、藤田平氏、広澤克実氏の大物OBが指摘する不安要素
週刊ポスト
「情報商材ビジネス」のNGフレーズとは…(elutas/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」は“訴えれば勝てる可能性が高い”と思った》 「情報商材ビジネス」のNGフレーズは「絶対成功する」「3日で誰でもできる」
NEWSポストセブン
入団テストを経て巨人と支配下選手契約を結んだ乙坂智
元DeNA・乙坂智“マルチお持ち帰り”報道から4年…巨人入りまでの厳しい“武者修行”、「収入は命に直結する」と目の前の1試合を命がけで戦ったベネズエラ時代
週刊ポスト
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト