青い服を着て本当に声が似ていたのか…?(時事通信フォト)

青い服を着ると確かに似ているような…?(時事通信フォト)

「国会議員全員脱税している」

 萩生田氏が安倍元首相の側近だったことをアピールした。もう一人、萩生田氏の強力な援軍となったのが松井一郎・元日本維新の会代表(元大阪府知事)だ。

「僕は萩生田さんを応援しに来たんじゃありません。萩生田さんは仲間ですから一緒に頭を下げてね、ごめんなさいねと。皆さんに謝ろうと思ってきました」

 猛烈なヤジが飛び交う中で応援演説に立つと、最初にそうお詫びを口にしたうえで、亡くなったばかりという父の教えで応援に来たのだと言う。

「うちの親父が天寿を全うしてね、亡くなりましてあの世にいきました。うちの親父の教えでね、友達を大事にせえよと。苦しい時にね、ただ応援してるだけじゃダメなんだよ、叱咤激励やるんだよ。ダメなところはダメだとはっきり言えるのが友達だと親父の教えがあったんです。だから萩生田さんには今回のことはダメだと、政治とカネの問題、これは応援してくれている人の信頼を失ったんだと、はっきり申し上げました。

 国会議員になれば、まぁその瞬間にお金の感覚が民間の人から見ると狂ってしまうんですよ。文通費(現・調査研究広報滞在費)、月100万円の経費が支給された瞬間から感覚がずれてくるんです。このお金はね、自民党のみならず、維新、立憲、共産党ももらっているんです。これは領収書が必要ないからね、現金で100万円支給されて領収書も必要ないというルールでやってるから狂ってしまう訳です。だから維新の会では全員領収書を公開させていました。

 このお金が政治とカネの一番の根幹。みんなパーティー券の不記載ばっかり言っているけどね、これ脱税だと言われるけど、そんなこと言ったら国会議員全員脱税していますよ。今回萩生田さんは皆さんの期待、信頼を失いました。でも人間ですから、反省してもう一度やり直すというのならチャンスを与えてやりましょうよ」

 そう“浪花節”を聞かせたのである。

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