芸能

《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか

「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)

「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子アナのInstagramより)

 かつては退局者が続出するなど、“最もアナウンサーが活躍できないテレビ局”などと揶揄された TBSが、ここ最近、女性アナの活躍がめざましい。どんなきっかけで女性アナたちが躍進するようになったのか? その背景についてコラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 13日、「好きな男性アナウンサーランキング2024」が発表され、なかでも注目を集めたのはTBSのアナウンサー。2位に南波雅俊アナ、6位に赤荻歩アナ、10位に杉山真一アナがランクインする躍進を見せました。

 一週間前の6日には「好きな女性アナウンサーランキング2024」で田村真子さんがTBS初の1位に輝いたほか、2位も江藤愛アナのワンツーフィニッシュ。その他でも世代別・10-20代の5位に宇賀神メグアナがランクインしたほか、若林有子アナ、佐々木舞音アナ、吉村恵里子アナ、南後杏子アナなどの将来も嘱望されるなど黄金期に入った感があります。

 ただ、TBSは数年前まで「最もアナウンサーが活躍できないテレビ局」などと言われ、2010年代後半は退局者が続出するなど苦しい時期が続いていました。

アナウンサーの人気で言えば、2010年代まではフジテレビがトップを走り、それ以降は水卜麻美アナらの日本テレビと弘中綾香アナらのテレビ朝日が強い時期が続き、さらに有働由美子アナや田中みなみアナらフリーアナに人気が集まっていました。いつどんなきっかけで風向きが変わり、TBSの躍進がはじまったのでしょうか。

「女版・安住」の江藤愛を軸に

「好きなアナウンサーランキング」で言えば、風向きが変わりはじめたのは3年前の2021年で、江藤アナが36歳にして初めて8位にランクイン。女性アナウンサーが30代に入って初めてランクインするケースは少ない上に、『THE TIME』『ひるおび!』など報道・情報番組でのアナウンスと、音楽番組『CDTVライブ!ライブ!』での親しみやすさの両面が評価されました。

さらに翌2022年には江藤アナが8位から3位にランクアップしたほか、田村アナが8位に初のランクイン。2023年には江藤アナが3位から2位、田村アナが8位から4位にランクアップし、今年のワンツーフィニッシュにつなげました。

かつて江藤アナは「女版の安住紳一郎アナになりたい」と語ったこともありましたが、ベテランの域に入った今、安住アナのような実力と人気を併せ持つポジションに定着。他局で言えば、テレビ朝日の大下容子アナ、テレビ東京の大江麻理子アナ、日本テレビの水卜麻美アナのような局の軸となる女性アナウンサーが認知されたことで、田村アナら若手アナが伸び伸びとやれる環境が整ったように見えます。

 それまでTBSの女性アナウンサーは小林麻耶アナ、田中みなみアナ、宇垣美里アナら「個性的なキャラクターが起用されやすく、人気者になっても退局してしまう」ほか、「チャンスに恵まれない人も、やはり退局してしまう」という時期が続いていました。

 その背景にあったのは、「一部の人気アナに仕事を集中させる」「知名度のあるフリーアナを番組の顔として起用する」という制作サイドの偏った起用。他局が1年目から若手アナを次々に抜てきする一方、TBSは今をときめく田村アナですら仕事に恵まれないなど自局アナウンサーの起用が少なく、不満の声が外部に漏れるようなケースもありました。

 しかし、令和に入ると一転して、朝や昼の報道・情報番組から夜のバラエティまで若手アナの起用が進みました。ただ決してアイドルのような扱いはせず、アナウンス力をベースにしつつ親しみやすさを感じさせるような演出が見られ、最近は他局以上に若手アナが伸び伸びとした姿を見せている感があります。

関連キーワード

関連記事

トピックス

夜逃げした「郷土料理 たち川」に、食品偽装があったという(左はinstagramより、右は従業員提供)
「飛騨牛はホルスタイン、天然鮎は養殖モノ…」岐阜・池田温泉、町が委託したレストランで“食品偽装疑惑”「仕入れ先が減り、オーナー自らスーパーで割引の商品を…」【7月末に夜逃げしていた】
NEWSポストセブン
痩せる前のエヴィヤタルさん(インスタグラムより)
「弟はもはやガイコツ」「この穴は僕が埋葬される場所だろう」…ハマスが“人質が自分の墓を掘る”動画を公開し世界各国から非難噴出《飲まず食わずで深刻な飢餓状態》
NEWSポストセブン
本州に生息するツキノワグマ。体長120~180センチほど。最近では獣害の被害が増えている(イメージ)
《襲われる被害が多発》クマに悩まされる養蜂家たちが告白 「今年はあきらめるしかない…」「槍を作って山に入るヤツもいる」
NEWSポストセブン
デコラファッションで小学校に登校していたいちかさん、中学生となり衝撃の変貌を遂げていた…!
《デコラ小学生が衝撃の変貌》グリーン&ゴールド髪が“黒髪少女”に大転身「ほぼスッピンのナチュラルメイクで中学に登校する」意外な理由とは
NEWSポストセブン
昨年に第一子が誕生したお笑いコンビ「ティモンディ」の高岸宏行、妻・沢井美優(右・Xより)
《渋谷で目立ちすぎ…!》オレンジ色のサングラスをかけて…ティモンディ・高岸、“家族サービス”でも全身オレンジの幸せオーラ
NEWSポストセブン
“原宿系デコラファッション”に身を包むのは小学6年生の“いちか”さん(12)
《話題のド派手小学生“その後”》衝撃の「デコラ卒アル写真」と、カラフル卒業式を警戒する学校の先生と繰り広げた攻防戦【『家、ついて行ってイイですか?』で注目】
NEWSポストセブン
収監の後は、強制送還される可能性もある水原一平受刑者(写真/AFLO)
《大谷翔平のキャスティングはどうなるのか?》水原一平元通訳のスキャンダルが現地でドラマ化に向けて前進 制作陣の顔ぶれから伝わる“本気度” 
女性セブン
「池田温泉」は旅館事業者の“夜逃げ”をどう捉えるのか(左は池田温泉HPより、右は夜逃げするオーナー・A氏)
「支払われないまま夜逃げされた」突如閉鎖した岐阜・池田温泉旅館、仕入れ先の生産者が嘆きの声…従業員が告発する実情「机上に請求書の山が…」
NEWSポストセブン
バラエティ、モデル、女優と活躍の幅を広げる森香澄(写真/AFLO)
《東京駅23時のほろ酔いキャミ姿で肩を…》森香澄、“若手イケメン俳優”を前につい漏らした現在の恋愛事情
NEWSポストセブン
柳沢きみお氏の闘病経験は『大市民 がん闘病記』にも色濃く反映されている
【独占告白】人気漫画家・柳沢きみお氏が語る“がん闘病” 今なお連載3本を抱え月産160ページを描く76歳が明かした「人生で一番楽しい時間」
週刊ポスト
芸能界の“三刀流”豊田ルナ
芸能界の“三刀流”豊田ルナ グラビア撮影後に語った思い「私の人生は母に助けられている」
NEWSポストセブン
ラーメン二郎・全45店舗を3周達成した新チトセさん
「友達はもう一緒に並んでくれない…」ラーメン二郎の日本全国45店舗を“3周”した新チトセ氏、批判殺到した“食事は20分以内”張り紙に持論
NEWSポストセブン