芸能

【吉本新喜劇の顔】島田珠代(54)が明かす「パンティーテックス」誕生秘話 「私のギャグは下品とは思っていない」「少女漫画のヒロインのように」の思い

吉本新喜劇の顔として活躍する島田珠代さん(撮影/井上たろう)

吉本新喜劇の顔として活躍する島田珠代さん(撮影/井上たろう)

 現在、65周年ツアーを巡業中の吉本新喜劇──その顔として活躍する島田珠代さん(54)は、17歳から「心斎橋筋2丁目劇場」に出演し、芸歴36年を数えるベテランだ。近年では「パンティーテックス」などのギャグが全国的に浸透し、吉本きっての「キテレツ女芸人」というイメージが定着した一方、2024年10月に上梓した初の自伝『悲しみは笑い飛ばせ! 島田珠代の幸福論』では、ひとりの女性としての来歴や思いも告白している。そんな珠代さんのヒストリーに迫った。【全3回中の第1回】

 大阪生まれ大阪育ちの珠代さんは、自伝でも明かしたように、小学校2年生までは内気な少女だった。転機は、小学校3年生の時に訪れる。4歳から続けていた書道を担任の先生に誉められ、クラスメイトから一目置かれる人気者になったのだ。

 クラスの中心人物となった珠代さんは、当時からすでに「パンティーテックス」の原型とも言えるギャグを発明していた。きっかけは、父親の影響で見ていたプロ野球情報番組『ミユキ野球教室』のオープニングで流れるCMソングだったという。

「番組の提供会社が高級服地素材メーカーで、その会社名を男性ボーカルが連呼する歌が流れていたんです。歌の合間に、男性の声で『ファンシィテックス!』って合いの手が入るんですけど、私はその『ファンシィ』を『パンティ』と聞き間違えていたんです。小学生なりにその合いの手の声が面白くて、洗濯しながら『タマヨ〜タマヨ~タマヨのパンティーテックス!』なんて歌って踊ってたんです」

 だが、当時の珠代さんが「パンティーテックス」を人前で披露することはなかった。「あくまで自分ひとりだけの時でしたね」と振り返る。

「何か気合いを入れなきゃいけない時、たとえば試験前の勉強をしなきゃいけない時とかに、『タマヨ〜頑張っテックス』とか『ガッツだテックス』とか、ひとりで言っていましたね。なにかと自分を鼓舞する言葉として、ひとりで言い続けていました」

関連記事

トピックス

和久井学被告が抱えていた恐ろしいほどの“復讐心”
「プラトニックな関係ならいいよ」和久井被告(52)が告白したキャバクラ経営被害女性からの“返答” 月収20〜30万円、実家暮らしの被告人が「結婚を疑わなかった理由」【新宿タワマン殺人・公判】
NEWSポストセブン
松竹芸能所属時のよゐこ宣材写真(事務所HPより)
《「よゐこ」の現在》濱口優は独立後『ノンストップ!』レギュラー終了でYouTubeにシフト…事務所残留の有野晋哉は地上波で新番組スタート
NEWSポストセブン
山下市郎容疑者(41)はなぜ凶行に走ったのか。その背景には男の”暴力性”や”執着心”があった
「あいつは俺の推し。あんな女、ほかにはいない」山下市郎容疑者の被害者への“ガチ恋”が強烈な殺意に変わった背景〈キレ癖、暴力性、執着心〉【浜松市ガールズバー刺殺】
NEWSポストセブン
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
「意識が朦朧とした女性が『STOP(やめて)』と抵抗して…」陪審員が涙した“英国史上最悪のレイプ犯の証拠動画”の存在《中国人留学生被告に終身刑言い渡し》
NEWSポストセブン
犯人の顔はなぜ危険人物に見えるのか(写真提供/イメージマート)
元刑事が語る“被疑者の顔” 「殺人事件を起こした犯人は”独特の目“をしているからすぐにわかる」その顔つきが変わる瞬間
NEWSポストセブン
早朝のJR埼京線で事件は起きた(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」に切実訴え》早朝のJR埼京線で「痴漢なんてやっていません」一貫して否認する依頼者…警察官が冷たく言い放った一言
NEWSポストセブン
降谷健志の不倫離婚から1年半
《降谷健志の不倫離婚から1年半の現在》MEGUMIが「古谷姓」を名乗り続ける理由、「役者の仕事が無く悩んでいた時期に…」グラドルからブルーリボン女優への転身
NEWSポストセブン
橋本環奈と中川大志が結婚へ
《橋本環奈と中川大志が結婚へ》破局説流れるなかでのプロポーズに「涙のYES」 “3億円マンション”で育んだ居心地の良い暮らし
NEWSポストセブン
10年に及ぶ山口組分裂抗争は終結したが…(司忍組長。時事通信フォト)
【全国のヤクザが司忍組長に暑中見舞い】六代目山口組が進める「平和共存外交」の全貌 抗争終結宣言も駅には多数の警官が厳重警戒
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《前所属事務所代表も困惑》遠野なぎこの安否がわからない…「親族にも電話が繋がらない」「警察から連絡はない」遺体が発見された部屋は「近いうちに特殊清掃が入る予定」
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、さまざまな障壁を乗り越えてきた女性たちについて綴る
《佐々木希が渡部建の騒動への思いをストレートに吐露》安達祐実、梅宮アンナ、加藤綾菜…いろいろあっても流されず、自分で選択してきた女性たちの強さ
女性セブン
(イメージ、GFdays/イメージマート)
《「歌舞伎町弁護士」が見た恐怖事例》「1億5000万円を食い物に」地主の息子がガールズバーで盛られた「睡眠薬入りカクテル」
NEWSポストセブン