スポーツ

2027年末で蛍光灯の製造終了…プロレスのデスマッチはどうなる? カリスマ・葛西純は「ベスト・オブ・ザ・ベストな凶器」

デスマッチ1試合で200~300本の蛍光灯を使用するという

デスマッチ1試合で200~300本の蛍光灯を使用するという

 2023年にスイス・ジュネーブで開かれた「水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議」で、微量といえど水銀が含まれているとして、2027年末で全ての蛍光灯の製造・輸出入を禁止することが決定した(2028年以降も製品の継続利用や在庫品の販売は可能)。

 LED照明が主流となった今、このニュースを気に留めている人は少ないかもしれない。しかし蛍光灯の製造終了によって大打撃を受けることが予想される業界も存在する。プロレスのデスマッチだ。

 デスマッチにおいて、蛍光灯は最もメジャーな凶器のひとつ。対戦相手を殴りつけるのはもちろん、試合終盤、ふらふらになった自分自身の頭を殴って“気つけ”に使うこともある。割れた蛍光灯の破片はリングの外にまで飛び散り、客席からは悲鳴が上がるが、それこそが蛍光灯デスマッチの醍醐味なのだろう。プロレスファンの30代女性が熱弁する。

「破片が刺さってケガをしたことはありませんし、周りでもそんなトラブルは聞いたことがありません。でもやっぱり自分のほうに破片が飛んでくるとギョッとします。カミソリや有刺鉄線、画鋲などもよく凶器に使われますが、蛍光灯には、観客もスリルを体感できるアトラクション的な魅力があると思います」

“デスマッチのカリスマ”は何を思う

 多くのプロレスファンが、蛍光灯の製造終了を嘆いている。

「蛍光灯デスマッチはいずれ消えゆく文化なのでしょうか……。蛍光灯に比べて、LED照明は割れにくいので、デスマッチ的な“映え”には向かないと聞きます。SNS上でも、プロレスファンたちが〈蛍光灯デスマッチはどうなるんだ〉と戦々恐々としています」(前出・プロレスファン)

関連記事

トピックス

試合後はチームメートの元を離れ、別行動をとっていた大谷翔平(写真/アフロ)
【大谷翔平、凱旋帰国の一部始終】チーム拠点の高級ホテルではなく“東京の隠れ家”タワマンに滞在 両親との水入らずの時間を過ごしたか 
女性セブン
「MEDIA IS NOT GOOD」とは、“パンクの女王”と呼ばれたアメリカの詩人でミュージシャンのパティ・スミスが発信したメッセージ
《KAT-TUN解散》亀梨和也の「4万円メッセージ入り白Yシャツ」に込められた“不退転の覚悟”
NEWSポストセブン
今年は緊迫したペナントレースになると予想する田尾安志氏
【2025年プロ野球順位予想】田尾安志氏「セは阪神が紙一重で巨人を上回る。不安要素があるとすれば藤川新監督の采配」
週刊ポスト
サトウ食品はパックご飯の一部商品の生産休止と終了を発表した(公式サイトより)
「コメが足りないわけではないんです」…『サトウのごはん』一部商品の販売終了…担当者が明かした休売・終売の目的
NEWSポストセブン
すき家の対応の「マズさ」とは(時事通信フォト、写真は東京都港区の店舗)
「ネズミと虫とはワケが違う」「なぜ公表が2か月後だったのか」すき家で“味噌汁にネズミ混入”、専門家が指摘する「過去の前例」と「対応のマズさ」
NEWSポストセブン
Number_iのメンバーとの“絆”を感じさせた永瀬廉
キンプリ永瀬廉、ライブで登場した“シマエナガ”グッズに込められたNumber_iとの絆 別のグループで活動していても、ともに変わらない「世界へ」という思い 
女性セブン
破局していたことがわかった広瀬(時事通信フォト)
《女優・広瀬すずと交際相手が破局》金色ペアリング熱愛報道も…昨年末に「薬指のリング」は“もうつけない”の異変
NEWSポストセブン
“スーパーサラリーマン清水”と“牛飼”の関係とは──。
成金トクリュウ“牛飼” 斎藤大器容疑者(33)と“スーパーサラリーマン清水” 清水謙行容疑者(49)の“意外な繋がり”「牛飼に近い人物が関西に“点検商法”を持ち込んだ」
NEWSポストセブン
春の園遊会では別の道を歩かれる雅子さまと紀子さま(2024年10月、東京・港区。撮影/JMPA) 
春の園遊会が60年ぶりの大改革 両陛下、秋篠宮ご夫妻、愛子さま、佳子さまが3組に分かれ“皇族方の渋滞”を解消、“じっくりご歓談”“待ち時間短縮”の一石二鳥 
女性セブン
「スーパーサラリーマン」を自称していた清水謙行容疑者(49)(知人提供)
【被害額100億円以上】スーパーサラリーマン清水は“悪質点検商法のパイオニア”だった「上半身に和彫り、まるでヤクザの集会…」「高級時計、札束で大バズり」
NEWSポストセブン
眞子さんの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室眞子さんの“ゆったりすぎるコート”に「マタニティコーデ」を指摘する声も…皇室ジャーナリスト「ご懐妊でも公表しない可能性」
NEWSポストセブン
プロデューサーとして本作のスタッフィングなどに尽力したシンエイ動画の佐藤大真さん
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』プロデューサーが明かす「王道」を意識した「敵キャラ」の魅力
NEWSポストセブン