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《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)

ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(Facebookより)

〈彼女の運命は、占領されたウクライナ領内やロシアで拘束されている何千人もの人々、同じくロシア当局による弾圧といった“悲劇”を思い起こさせるものです〉(欧州連合代表部の声明、一部抜粋して邦訳)──2025年2月、ロシアで勾留中に死亡したウクライナ人フリージャーナリスト、ビクトリア・ロシチナさん(享年27)の遺体がウクライナに返還された。彼女の遺体には、脳の一部・眼球・喉頭が摘出されるなど激しい拷問を受けた痕跡が複数見られたという。

 大手紙国際情報記者が解説する。

「ロシアのウクライナ侵攻を取材していたロシチナ氏は、2023年8月、ロシア占領地のザポリージャ地域エネルホダル市で行方不明となっていました。のちに、ロシアの治安機関・連邦保安局(FSB)に捕えられ、露・タガンログ市の刑務所で勾留されていたことが判明。2024年秋、ロシア国防省がロシチナ氏の家族に宛てた手紙によると、2024年9月に刑務所内で死亡したとのことです」(大手紙国際情報記者)

 ウクライナのオンライン新聞『キエフ・インディペンデント』によると、ロシチナ氏は10代の頃から戦争や組織犯罪などを扱うジャーナリストとして活動していたという。

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