すでに2人は薬物摂取により意識が朦朧としている状態だった
当時20歳で都内の大学に通う2年生だった小西容疑者。昨年2、3月頃、六本木の路上であるスカウトに声をかけられLINEを交換すると、スカウトはパパ活やクラブ勤務などの“案件”を送ってくるようになったという。
そうした中で提示されたのが、『1日200万円のパパ活』という破格の条件だった。
スカウトによる説明では、ホテルで一緒に過ごして1時間20万円。男1人と女性が複数人いる場で下着姿になって女性同士で触り合うが、男との性行為などはない。男は薬物を使用しているけれど女性はやらなくていい、という内容だったという。
これが、田中容疑者による案件だった。
高額な報酬につられてしまった小西容疑者は昨年3月、指定されたある高級ホテルに赴き、そこで初めてレーサム創業者で元会長の田中容疑者と出会った。告訴状にはこう記されている。