奥のダイニングに座っていた奥本容疑者
女性は入れ替わり立ち替わり
〈ホテルに着くと被告訴人(※編集部註・田中容疑者)と下着姿の若い女性がいた。被告訴人は告訴人(※編集部註・ 小西容疑者)に対して下着になるよう指示をし、告訴人はその指示に従った。告訴人が下着姿になるや否や、女性が告訴人の胸や性器を触るふりをした。
被告訴人は告訴人たちを見ながら薬物を摂取していた。そのとき、告訴人は薬物が数種類あることはわかったが、臭いがすごかった大麻以外は何の薬物なのかはわからなかった〉
小西容疑者は当初の説明通り、女性同士で体を触り合ったという。ただ薬物を使用する必要はないと説明を受けていたにもかかわらず、大麻を無理矢理口にくわえさせられ、苦痛を感じたようだ。ホテルには15時間滞在し、帰った。それから約3週間後、スカウトを通じて小西容疑者に300万円が手渡されたという。
その後4~5月にかけて、スカウトから呼び出しが2回あった。小西容疑者は〈あまりに大金を渡されるため、呼び出しに応じることにした〉(告訴状より)。
2~3回目も行為自体は1回目とほとんど同じ内容だったようだが、〈一緒にいる女性は複数人が入れ替わり立ち替わりで、告訴人を含めて3人以上同席することもあった〉(告訴状より)。この際に小西容疑者は男の名前が田中剛であることや、大麻以外の薬物がコカインや覚醒剤だということを知ったという。