奥のダイニングに座っていた奥本容疑者
「不同意性交等致傷の罪に問えるかといったことや、薬物を吸引させられた小西容疑者の状態や発言の信用性など、立件へのハードルがいくつもあり、捜査が難航したことが推察されます。また“被害者”でもある小西容疑者をどのように処分するかということにも議論があったとみられます」(同前)
共犯者として警視庁に逮捕された小西容疑者。代理人である加藤博太郎弁護士はこう話す。
「SNS上では小西容疑者が金銭目的だ、美人局だなどと書かれているが、6月24日の報酬はもらっていないし、決してそのような意図はありません。当日の田中容疑者の暴行はひどく、けがもしている。
私個人としては小西容疑者が共犯者として逮捕されていることに違和感があるが、小西容疑者は処罰感情の強さから、逮捕の可能性を承知の上で告訴に踏み切った。田中容疑者の被害者で、警察に相談している女性は他にも複数います」
警視庁は、田中容疑者の薬物の入手ルートや“性接待”の実態解明に向けて捜査を進めている。