忙しいシフトに入っているのが好きという生粋の現場主義
──社長って、現場との距離が出てきがちだと思うんですけど、どうですか?
「現場に入り続ける社長でいいと言って頂けたので“距離”は感じません。先日も、新潟で働いてる新卒の方に会いに行って、現場にはいっていました。
だから休みも、月1〜2回くらいのこともあります。ゴールデンウィークもバリバリ(シフトに)入ってます(笑)。でも、お店が混んでいて、伝票がどんどん並ぶあの感じが大好きなんですよ」
──現場と経営、両方をこなすのは本当に大変そうですが。
「正直、数字にはめちゃくちゃ弱いなと。経営会議は周りに助けてもらいながら勉強中です。でも、そこはもう周りに頼ってます。あと、弊社には”日報文化”というものがあって、従業員の皆さんがその日の仕事のことや自分の思いを書いてくださるんです。それを、毎晩全部読みます。みんなが出勤する朝には、コメントを返しておくようにしていて。1時間半くらいかけて、170件。でも、それが私にとって大事なルーティンなんです」
──毎日170件とはすごい情熱ですね! そうした情熱のなか駆け抜けている2025年。会社の目標は達成できそうですか?
「それがですね、ちゃんといけそうなんです。目標を立てたときから、みんなでそこに向かって頑張ってきました。いま27店舗なんですけど、これからは毎年1店舗ずつ、着実に増やしていきたいと思ってます!」
全力で駆け抜けた社長としての1年。けれど、その裏では──プライベートにも大きな変化があったという。後編では“諸沢社長”の、もうひとつの顔が姿をあらわす──。