1000万円のシャンパンタワーを勝手に売掛にされてしまった(写真はAさん提供)
〈そもそも1000万なんて聞いてもらってもないしいいよなんていってないでしょ〉(Aさん)〈相談もしないで決めたの誰?〉(Aさん)
〈家は来月までにどうにかするつもり〉(X氏)
〈だからそんな未定は信じない。去年のタワーやった子みたいにタワーやったら用無しみたいにされるのはごめんだからね〉(Aさん)〈絶対にそれはしない〉(X氏)
しかし“色恋営業”にハマっていたAさんは、冷静な判断ができなくなっていたのだろうか。こうしたやりとりの合間には、彼女のこんな甘い言葉も残っている。
〈もうさすがに心が折れちゃったよ。でも、Xくんが抱っこしてくれる度にまだ大丈夫、頑張ろうって思ってやってきたの〉(Aさん)
結局、Aさんは当日のイベントに参加。1000万円を支払う金銭的余裕はあったが、X氏の口約束を信用しきれず、「あくまでこれはタワー代じゃなくて、同棲のためのお金」と言って500万円を入金した。このときX氏は「残りは全額払わなくていいし、同棲はじめてから考えよう」「俺もいくらか払うから。信じて」などと伝えたが、結局、シャンパンタワー代金の総額がいくらかはわからないまま退店したという。
しかしのちにホストクラブの運営に問い合わせて伝票を確認すると、残額の500万円は“売掛金”となっていたのだ。Aさんはこの売掛に同意した覚えはないという。
Aさんが続ける。
「シャンパンタワーの件についてはすでに弁護士さんも立てていて、ロマンス詐欺でXを刑事告訴する準備も進めています。それくらい『騙された』という思いが強いんです」