訃報を受けた大谷翔平選手(30)は、「ご冥福をお祈りいたします」という言葉とともに、長嶋さんと並んだ写真を公開した(公式インスタグラムより)
「NO」さらに「NEVER」
これまでの大谷は徹底して服を脱いだ姿を見せてこなかった。
「日ハム時代はもちろんのこと、メジャーに移籍してからも上半身を露出したことはまったくといっていいほどありません。メジャーリーグでは、練習中や試合後、上半身裸になる選手も珍しくない。実際、昨年のドジャースの優勝パレードで大谷選手は、リポーターに『ほかの選手のようにシャツは脱がないのか?』と質問されました。彼はそれに対して、『No』と即答。さらに『Never(絶対にない)』と付け加えたのです。彼の強い意志を感じましたね」(前出・スポーツライター)
大谷がここまで“脱がない”ことを徹底するのは、自身のブランディングについて、強いこだわりをもっているからだろう。
「大谷選手は、自身のイメージが崩れることのないよう、注意深く気を配っている。例えばその姿勢は、CM撮影の現場やスポンサー選びにおいても見て取れます。彼はCMが最終的にどう仕上がるか、映像コンテまで充分に確認してからでなければ撮影に応じません。
さらに、新たなスポンサーの契約先は“業界ナンバーワンの企業ではなく、トップを目指して挑戦をしている企業”を選ぶ傾向にある。大谷選手自ら、“大谷ブランド”に見合うかどうかを精査しているのです」(広告代理店関係者)
こうした「イメージ戦略」が功を奏してか、大谷のスポンサー収入はうなぎ上りだ。
「今シーズンは1億ドル(約150億円)に上る見込みです。彼は選手としてはもちろん、プレー以外の言動にも信頼感や安心感がある。スポンサーにとって唯一無二ともいえる存在で、そのイメージには彼が“絶対に脱がない”ことも一役買っているのは間違いないですね」(前出・広告代理店関係者)
今回の上半身裸動画騒動は、ぽっこりお腹だけでなく、大谷の“脱がない”矜持もあらわにしたのだった。
※女性セブン2025年6月19日号