インドのナレンドラ・モディ首相と唯一の生存者であるヴィシュワシュ・クマール・ラメシュ氏(時事通信フォト)
「ラメシュ氏は、取材で『私が起きたとき、周りには死体や飛行機の破片がありました。怖かった。私は立ち上がって走った。誰かが私をつかみ、救急車に乗せて病院に連れて行きました』と語っています。座席の位置が安全性を高めたという可能性について指摘する声もありますが、彼が生存した詳細な状況については不明とのことです」(同前)
事故直前に報告されていた“機材の故障”
現在、今回の事故について調査が進められているというが、死者数や原因など、まだ判明していないことが多いという。そんななか、墜落したボーイング787に関する動画がX(旧Twitter)で拡散され、波紋を広げている。
「その映像は、事故が発生する2時間前に投稿されたものでした。米ニュースサイト『NEW YORK POST』によると、今回のボーイング787が事故を起こす数時間前、直前の便に搭乗していた乗客が投稿したもので、『客室乗務員の呼び出しボタンが反応しない』『エアコンが起動しない』『各座席に設置された機内エンターテイメント設備の故障』など複数の機材トラブルが起きている様子を撮影したものでした。
投稿者は異常を訴えるために動画を撮影し、エア・インディア宛にポストしたということです。現状では、事故原因はバードストライクの可能性も含めて指摘されているものの調査中で、機材トラブルと事故が関係していたかは明らかになっていません」(同前)
悲劇はなぜ起きてしまったのか。続報が待たれる。